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なぜ臓器をぬいぐるみに? 海外ではSNS映え&病気のお見舞いに好評
人間の臓器をモチーフにしたぬいぐるみの予約販売が始まりました。
 
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人間の臓器をモチーフにしたぬいぐるみの予約販売が始まりました。
 
                     人間の臓器をモチーフにしたぬいぐるみの予約販売が先日、ヴィレッジヴァンガードオンラインストアで始まりました。眼球、胃、心臓、扁桃線、脳など全37種類あります。アメリカのイラストレーターがデザインしたこの商品について、担当バイヤーに話を聞きました。
 
                
 「I Heart Guts」と名付けられた全37種類のぬいぐるみ。カリフォルニア在住のイラストレーター、Wendy Bryan Lazarさんが臓器をモチーフにデザインしています。
 胃や腸などの消化器系から、内耳や眼球といった感覚器系、腎臓や膀胱といった泌尿器系まで幅広くラインナップされており、それぞれの役割を解説したミニブックも付属しています。
 
                
 国内販売のきっかけについて、Village Vanguard Webbedの担当バイヤー・内田真衣さんはこう話します。
 「以前、細胞のぬいぐるみを手がけたことがあって、他にも何かないかなと探していて見つけたんです」
 Wendyさんが失恋をきっかけに壊れたハート(心臓)を描いたのがきっかけで、嫌なことが続いてタバコを吸ったり、お酒を飲んだりするうちに、肺や肝臓など他の臓器も描くようになったそうです。
 これを立体化してぬいぐるみとして販売したところ米国で人気に。病気の人へのお見舞品としても好評で、眼球のぬいぐるみにメガネをかけたり、内耳に受話器をあてたりして写真を撮影し、SNSなどにアップする人も多いといいます。
 
                
 日本でお見舞品として持って行ったら、「不謹慎だ」と怒られそうな気もしますが、販売にあたって心配はなかったのでしょうか? 内田さんはこう言います。
 「国内では売れないかもという懸念もありましたが、クリエイターさんの臓器愛に共感したので、ぜひ、このキモ可愛いさを日本のみなさんにも紹介したいと思ったんです」
 内田さんのイチオシは「腸(盲腸付き)」(税込み3480円)。理由は「かわいい盲腸や直腸もついていてお得だから」とのこと。
 「贈り物としても自分用としても楽しめるぬいぐるみです。ぜひいろんな臓器をそろえて組み合わせてみてください」
 
                
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 全37種類で、価格は税込み3240~9180円。ヴィレッジヴァンガードオンラインストアで予約販売中で、10月下旬発送予定だそうです。
 
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