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「鉛筆の作り方」がわかるベンチ! 順に6つ見ると…三菱鉛筆が設置

三菱鉛筆の本社新社屋に設置された「6つのベンチ」が、ツイッター上で注目を集めています。座面

三菱鉛筆の本社新社屋に設置された「6つのベンチ」
三菱鉛筆の本社新社屋に設置された「6つのベンチ」

目次

 三菱鉛筆の本社新社屋に設置された「6つのベンチ」が、ツイッター上で注目を集めています。座面の一部が鉛筆の形をしているのですが、並んでいる順番に見ていくと「鉛筆の作り方」がわかる仕掛けになっています。設置の経緯については話を聞きました。

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三菱鉛筆の本社新社屋
三菱鉛筆の本社新社屋

社屋建て替えにともなって


 話題のベンチがあるのは、東京都品川区にある三菱鉛筆の本社新社屋です。

 社屋建て替えにともなって、現在は本社機能を近くに仮移転させていますが、今月20日からこちらの新社屋に移るそうです。

 本社東側の歩道に設置されているベンチの数は計6つ。座面の一部が鉛筆の形になっていて、鉛筆ができるまでの様子が以下のように表現されています。

(1)スラットとよばれる鉛筆の軸板
(2)板に溝をつける
(3)芯をのせる
(4)上から板を重ねる
(5)上の板を削る
(6)下の板を削って鉛筆が完成

 この6つのベンチ画像がツイッターに投稿されると、「気づく人がいるかな?という遊び心がいい」「見に行ってみたい」といったコメントが寄せられています。

三菱鉛筆の本社新社屋に設置された「6つのベンチ」
三菱鉛筆の本社新社屋に設置された「6つのベンチ」

広報担当者に聞きました


 「敷地の東側は交通量も多い道路に面していますが、歩道が狭く、歩きにくくなっていました。新本社の建て替えに際し、桜並木の歩道を整備して、弊社の敷地の一部を地域の新たな憩いの場として公開することにしたんです」

 そう話すのは、三菱鉛筆経営企画室の広報担当、小笠原恵子さんです。

 通常の鉛筆では上記の6工程の後、塗装や文字の箔押し、頭付けなどの工程があるそうです。

 「当社の創業の原点である鉛筆の製造工程をベンチで表現しています」と小笠原さん。話題になったことについては、「細かい部分まで気づいていただけてうれしく思っています」と話していました。

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