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「マンガは、ぼくの命だよ」 小3で書いた日記、漫画家が今思うこと

小学3年生の時に買ってもらった万年筆。その喜びを記した当時の日記を、ツイッター投稿した漫画家がいます。

渡辺静さんが小3の時に書いた日記。「マンガは、ぼくの命だよ」「ぼくは世界一のマンガ家だ」といった記述が確認できます
渡辺静さんが小3の時に書いた日記。「マンガは、ぼくの命だよ」「ぼくは世界一のマンガ家だ」といった記述が確認できます 出典: 渡辺静さんのツイッター

目次

 小学3年生の時に買ってもらった万年筆。その喜びを記した当時の日記を、ツイッター投稿した漫画家がいます。週刊少年マガジンで『リアルアカウント』を連載中の渡辺静さんです。「ぼくは世界一のマンガ家だ」「マンガは、ぼくの命だよ」と書かれた日記を読み返した時の思いを、渡辺さんに聞きました。

「これからもがんばるぞお」


 今月7日、「僕はあの頃の僕に誇れる僕になってるんだろうか」という文言とともに、渡辺さんがツイッター投稿した4枚の画像。

 小学3年生の時に書いた日記が写っていて、1月、2月、9月に書かれた計3日分が確認できます。

【一月三十一日 土曜日】

 先生、あのね、きょう なんと……、なんと……、なんと……、ぼくがマンガ家になるのは、しってると思うけど、そのしゅぎょうの第一だんかい、『友だちにマンガをあげる。』がごうかくしたので、ごほうびに万年筆を買ってくれたよ。ぼくは前にも、こんなのをほしくて、たまらないときがあったので、「やったあ。」と、さけんだよ。これからもがんばるぞお。
1月31日の日記
1月31日の日記 出典: 渡辺静さんのツイッター
【二月二日 火曜日】

 先生、あのね、きょう、かった万年筆で、マンガを書いたよ。めちゃくちゃ書きやすいよ。万年筆は、インクさえかえれば、いくらでもつかえるからべんりだよ。ぼくは世界一のマンガ家だ。
2月2日の日記
2月2日の日記 出典: 渡辺静さんのツイッター
【九月二十七日 火曜日】

ぼくは今日、マンガをかいたよ。インクと、ペンをよういして、かいたよ。マンガは、車よりも、はやくはしれて、空もとべて、でんちゅうもけたおせて、モーターボートより早くおよげて、一度にいろんなものをなげて かぞえきれないよ。マンガは、ぼくの命だよ。
9月27日の日記
9月27日の日記 出典: 渡辺静さんのツイッター
9月27日の日記
9月27日の日記 出典: 渡辺静さんのツイッター

渡辺静さんに聞きました


 この投稿に対して、「漫画家になるべくしてなったんだね」「胸が熱くなりました」「純粋さに涙出る」といったコメントが寄せられ、いいねは2600を超えています。

 渡辺さんは現在、講談社の週刊少年マガジンで『リアルアカウント』(原案・オクショウさん)を連載中で、当時の日記に書かれた夢を叶(かな)えています。

 読み返してみて、どんなことを思ったのか? 渡辺さんに話を聞きました。

 ――何のノートなのでしょうか

 小学校の授業の一環で、日記を先生に提出するというものがあり、そのために書いたものです。

 ――いつごろ書いたものですか

 小学3年生のときです。

 ――いつも手元に置いてあるのでしょうか

 いいえ、実家の母から「こんなの見つけたよ」という感じで送られてきたものです。

 ――なぜツイッターに投稿したのでしょうか

 とくにきっかけはなく、酔った勢いです。


今も「ぼくの命」は変わらない?


 ――読み返した時の思いは

 純粋な漫画に対する愛がまぶしいと思いました。今、これだけの情熱をはたして持っているのか、と自分に問いました。

 ――書いた当時の気持ちは、今でも覚えていますか

 まったく覚えていません。

 ――何歳ごろから漫画家になると決めていたのでしょうか

 記憶にありませんが、絵はずっと描いていて、漫画も好きだったので、漠然となりたいという思いは、ずっとありました。

 ――「マンガは、ぼくの命だよ」とありますが、今も変わりはないですか

 「無くなれば食えなくなる=生きていけない」という意味では命に等しいとは思いますが、あの頃の気持ちとは乖離(かいり)している気がします(笑)。

 ――当時の自分だったら、夢を叶えた自分に対してどんなメッセージを書くと思いますか

 「つらいこともたくさんあるけど、楽しいよ! ファイト!」です。

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