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「マンガは、ぼくの命だよ」 小3で書いた日記、漫画家が今思うこと
小学3年生の時に買ってもらった万年筆。その喜びを記した当時の日記を、ツイッター投稿した漫画家がいます。
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小学3年生の時に買ってもらった万年筆。その喜びを記した当時の日記を、ツイッター投稿した漫画家がいます。
小学3年生の時に買ってもらった万年筆。その喜びを記した当時の日記を、ツイッター投稿した漫画家がいます。週刊少年マガジンで『リアルアカウント』を連載中の渡辺静さんです。「ぼくは世界一のマンガ家だ」「マンガは、ぼくの命だよ」と書かれた日記を読み返した時の思いを、渡辺さんに聞きました。
今月7日、「僕はあの頃の僕に誇れる僕になってるんだろうか」という文言とともに、渡辺さんがツイッター投稿した4枚の画像。
小学3年生の時に書いた日記が写っていて、1月、2月、9月に書かれた計3日分が確認できます。
この投稿に対して、「漫画家になるべくしてなったんだね」「胸が熱くなりました」「純粋さに涙出る」といったコメントが寄せられ、いいねは2600を超えています。
渡辺さんは現在、講談社の週刊少年マガジンで『リアルアカウント』(原案・オクショウさん)を連載中で、当時の日記に書かれた夢を叶(かな)えています。
読み返してみて、どんなことを思ったのか? 渡辺さんに話を聞きました。
――何のノートなのでしょうか
小学校の授業の一環で、日記を先生に提出するというものがあり、そのために書いたものです。
――いつごろ書いたものですか
小学3年生のときです。
――いつも手元に置いてあるのでしょうか
いいえ、実家の母から「こんなの見つけたよ」という感じで送られてきたものです。
――なぜツイッターに投稿したのでしょうか
とくにきっかけはなく、酔った勢いです。
僕はあの頃の僕に誇れる僕になってるんだろうか。 pic.twitter.com/nKbv1vvXxv
— 渡辺静 (@shizumukun) 2018年5月7日
――読み返した時の思いは
純粋な漫画に対する愛がまぶしいと思いました。今、これだけの情熱をはたして持っているのか、と自分に問いました。
――書いた当時の気持ちは、今でも覚えていますか
まったく覚えていません。
――何歳ごろから漫画家になると決めていたのでしょうか
記憶にありませんが、絵はずっと描いていて、漫画も好きだったので、漠然となりたいという思いは、ずっとありました。
――「マンガは、ぼくの命だよ」とありますが、今も変わりはないですか
「無くなれば食えなくなる=生きていけない」という意味では命に等しいとは思いますが、あの頃の気持ちとは乖離(かいり)している気がします(笑)。
――当時の自分だったら、夢を叶えた自分に対してどんなメッセージを書くと思いますか
「つらいこともたくさんあるけど、楽しいよ! ファイト!」です。
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