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連載

#28 城崎広告「会社員のモヤモヤ」

せっかくの連休、仕事を忘れる方法とは…方法は意外とシンプルだった

目次

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 サラリーマンの日々をキャラ化した「城崎広告」のメンバーが日頃感じている疑問を、withnews編集部がフカボリ取材する「会社員のモヤモヤ」。27回目は「仕事の忘れ方」についてです。
城崎広告

今回の登場人物

大神勇人
営業部所属の24歳。物怖じせずに相手の懐に飛び込む姿勢とフットワークの軽さが自慢。趣味はカラオケと祭。

 

水上芳樹
企画部所属の33歳。妥協を許さぬ審美眼の持ち主で、広報やアートディレクションでも手腕を発揮。趣味はおうちエステと観劇。

 

猫渕渉
42歳の企画部部長。長年の経験で築いた人脈とそつのない仕事ぶりに定評あり。趣味は読書、お酒、料理。

 

大神勇人

せっかくの休みとはいえ、やっぱ仕事のことつい考えちゃうんすよね。

 

水上芳樹

今年は城崎広告では「インプット推進DAY」という位置づけもしているから、間違いではないけど。なかなか気が休まらないかもね。

 

猫渕渉

え、そうなの? ぼくはすっかり羽をのばさせてもらっちゃってるよ。

 

大神勇人

さすが猫サン、サラリーマンとしての年季が違うっす!

 

猫渕渉

えぇ…そうだ、それじゃ今回はこの件について取材をお願いしようか。
 …ということで、今回は全力で休むための方法について、心療内科医でゆうメンタルクリニック総院長のゆうきゆうさんに話をききました。

無理して忘れなくてもOK

 

水上芳樹

本日はよろしくお願いします。さっそくですが、休みの日に仕事のことを忘れる良い方法はあるのでしょうか?

 

ゆうきゆう

まず前提として、仕事を忘れた方がしっかりお休みできると思いがちですが、無理してまで忘れる必要はありません。

 

大神勇人

おおっ、いきなり逆転の発想っすか!?

 

ゆうきゆう

もちろん仕事がつらい人は、しっかりリフレッシュするためにあまり考えない方が良いと思いますが、仕事が好きな人まで忘れる必要はないと思います。

 

猫渕渉

なるほど。たしかに水上くんもオオカミくんも仕事が好きだからこそ、連想しちゃったのかもしれないね。

 

大神勇人

そりゃ、今の仕事は最高っすけど、でもやっぱり、オンオフ切り替えも大事にしたいっす!

 

ゆうきゆう

改めて、仕事を忘れたい場合、どのようにしたらいいのかをお伝えしたいと思います。

 

水上芳樹

ぜひ、お願いします。

 

ゆうきゆう

仕事をなかなか忘れられない人の傾向ですが、一言でいうと「まじめな人」です。責任感が強く、仕事から逃げない傾向があります。

 

猫渕渉

うんうん、2人とも当たってるね。

 

水上芳樹

わんこも、仕事する時は意外と真面目に取り組んでるからね。

 

ゆうきゆう

さらに、仕事を忘れることに対しても罪悪感を持ってしまうことがあるようです。
これは、うつになりやすい人の傾向と実は似ています。

 

大神勇人

うつっすか…オレの場合は罪悪感まではいかないっすけど、放っとくとマズそうっすね。

 

ゆうきゆう

また、物事に対してAll or Nothingの考え方でとらえる傾向があります。
仕事のミスを叱責されたときなどに、自分の人間性を含めて、全てだめだと否定してしまいがちです。

 

猫渕渉

うーん、そのあたりはちょっと水上くんが心配かな。

 

水上芳樹

そうですか? 僕はバランス感覚を大切にしているつもりですが…

 

ゆうきゆう

また、完璧にこなさないと90%がうまくいっていたとしても、うまくいかなかった10%の部分に注目してしまうのです。
もしかしたら、あなたも思い当たることがありませんか?

 

水上芳樹

…完璧主義については、たしかに思い当たる節はありますね。

 

大神勇人

それが芳樹サンのいいところだとは思うっすけど、やっぱり心配になってきたっす!

無理やりにでも予定を入れる!

 

猫渕渉

先生、それじゃあ水上くんたちはどんなことを意識するべきなんでしょうか?

 

ゆうきゆう

一つの方法として、仕事のことを考えなくてもいいように予定を入れたり、何かに取り組んでみたりしましょう。

 

大神勇人

今回は予定ガッツリ入れてるっすよ!!

 

水上芳樹

とはいえ、仕事につながるインプットを意識しているから、なかなか仕事を忘れるところまでいきつけなさそうだけどね。

 

ゆうきゆう

ええ、他のことをすると、仕事が他のことに置き換わるだけでゆっくり休めないのでは? と思うかもしれませんね。

 

猫渕渉

今回の2人はまさにそんな感じですね。

 

ゆうきゆう

実は人の脳というのは、「何も考えない」という状態をつくることはできません。常に何かを考えている状態なのです。

 

大神勇人

そ、そうなんすか!?

 

ゆうきゆう

なので、「仕事を忘れる」という状態は言い方を変えると、脳の中の仕事の割合を減らす、ということになります。

 

水上芳樹

合理的ですね。となると、その方法は…?

 

ゆうきゆう

答えはシンプルで、「仕事以外の別のことを考える」ということになります。

 

猫渕渉

仕事のことを考えなくていいくらい、レジャーの計画や実行に頭を使うということですね。

いやはや、人間って大変ですねぇ。

 

ゆうきゆう

具体的な行動としては、やはり外出することがおすすめです。
仕事以外のことを考える比率を増やすためにも、考えなければいけないミッションを兼ねた外出をあえてしてみてはどうでしょう。

 

大神勇人

体動かすのと同じくらい、頭も使うってことっすね!

 

ゆうきゆう

一つの方法として、仕事のことを考えなくてもいいように予定を入れたり、何かに取り組んでみたりしましょう。

 

水上芳樹

たしかに、落ち着いたら仕事のことにつなげて考えてしまうけれど、何かに集中している時は少なくとも仕事のことを考えている余地はありませんね。

 

大神勇人

先生のオススメの過ごし方、教えてほしいっす!

 

ゆうきゆう

例えば、行き帰りの飛行機だけを押さえて旅行に行ってみると、現地でホテルを予約して、観光地や過ごし方を調べて…とやることの多い旅行になるので、普段の仕事のことを考えている暇は少なくなるはずです。

 

猫渕渉

お、言われてみれば今回の帰省は往復の交通手段と宿泊先としての実家以外は現地でいろいろやること考えるから、結果的には理想の過ごし方になってるのかも。

 

ゆうきゆう

逆に休みの日に家でゴロゴロしていると、やることがなく、つい日常の思考に戻り仕事のことを考えてしまいがちです。

 

猫渕渉

…普段はどっちかっていうと、そうなりがちです。はは、耳が痛い…

 

ゆうきゆう

また、リゾート地にでかけるのもおすすめです。普段の生活から行動が変わることで見える景色が変わり、環境が変わることで日常と違う刺激に触れることができます。結果、意識がそちらに向きやすくなります。

 

大神勇人

猫サンの実家、近くにキレイな海もあるし、条件ほんとぴったりっすね!

 

猫渕渉

いやまぁ、リゾートなんて言われると…
ちょっとおこがましいけどね。

 

ゆうきゆう

日光を浴びることができるという点でもおすすめで、実際にうつの改善にも有効であることが確認されており、実際に南国に住んでいる人には、うつの人の割合が北欧の国々に比べて低かったりもします。

 

水上芳樹

僕は東北出身ですし、紫外線が気になるので直射日光は避けるようにしていましたが…せっかくの新緑の季節ですから、十分に紫外線対策をしたうえで日光浴もアリかもしれませんね。

 

ゆうきゆう

お伝えしている方法はほんの一例で、人によって合う方法があると思いますが、まずはご自身に合いそうな方法を実施してみることが大切だと思います。行動を起こすと見えてくるものがだいぶ変わってきます。

 

大神勇人

うっす!
さっそく連休後半の予定に活かしてみるっす!

 

猫渕渉

水上くんも、無理のない範囲でね。

 

水上芳樹

ええ、頭を使う外出、僕なりに考えてみますよ。

 

ゆうきゆう

今回の内容が少しでも参考になり、皆さんの休日がより充実したものになることを願っています。

 

猫渕渉

ありがとうございました。先生も日々お忙しいと思いますが、良いお休みを過ごしてくださいね。
【「withnews」×「城崎広告」コラボの経緯はこちら】

こちらの記事はチャチャットニュースにて掲載しております。
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【今回お話をきいた人】
ゆうきゆう 
 精神科医・作家・YouTuber
 東京大学医学部卒業
 「マンガで分かる心療内科」など著書は500万部を超える。
  ゆうメンタルクリニック http://yucl.net/
  東京脱毛クリニック https://yubt.net/
  ツイッター https://twitter.com/sinrinet

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