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デザインの敗北? ロフトのイケてる案内板、なぜかテープで補足説明
銀座ロフト内にある案内板が、ツイッター上で注目を集めています。

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銀座ロフト内にある案内板が、ツイッター上で注目を集めています。
【ネットの話題、ファクトチェック】
「次世代に向けた新しいカタチの大型店」として昨年オープンした銀座ロフト。その店内にあるフロア案内板が、ツイッター上で注目を集めています。各階ごとに「ワーク&スタディ」「ホームソリューション」といった具合でカタカタ表記されているのですが、その上に黄色いテープで「文房具のフロア」「生活雑貨のフロア」と説明書きが追加されているのです。「デザインの敗北」といった声も上がっていますが、銀座ならではの事情があるようです。担当者に話を聞きました。
今月18日にツイッター投稿された画像。そこには店内に設置されているフロアガイドが写っていて、こんな風に書かれています。
各フロアの概要が記されていますが、それぞれの文章の上には、黄色いテープで補足説明が貼り付けられています。
カタカナ表記したものに対して、後からわかりやすい日本語の説明を追加したようです。
この投稿に対して「スタイリッシュを目指してユーザーフレンドリーではなくなってしまうというアレ」「意識高い系ってイラっとする」といったコメントが寄せられ、リツイートは1万、いいねは1万2千を超えています。
この案内板が設置されている銀座ロフトがオープンしたのは昨年6月。
「次世代に向けた新しいカタチの大型店」との位置づけで、こだわりの雑貨など「モノ」をそろえることにとどまらず、「実際に体験できる」「イベントに参加できる」といった「コト」も楽しめる仕掛けがあるのが特徴です。
話題になっている案内板について、ロフトの広報・渉外部の部長を務める阿部武さんは、こう説明します。
「次世代のロフトを発信すべく、メインターゲットである20代後半から30代女性に響くかどうかを第一に考えて決めました。説明文を追加したのは、お客様から『わかりにくい』との声をいただいたからです。ただし、こちらは繁忙期であるクリスマスギフトシーズンから1月にかけての一時的措置です」
説明文を追加することになったのは、銀座のお店特有の事情も関係しているそうです。
「銀座は大人の男性・女性が多くいらっしゃいます。特に年末年始の繁忙期には多く来店されたため、応急的に追加で貼ったんです」
今後については、元のまま行くのか、分かりやすい表記にするのか、現在も検討中だそうです。
話題になったことについて、阿部さんはこう話します。
「関心を持っていただけたということなので、ありがたく思っています。他のお店とはひと味違う銀座ロフトに、ぜひお越し下さい」
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