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「バブリーダンス」紅白でも旋風!郷ひろみ絶賛「大切なこと学んだ」
大みそかの風物詩、NHK紅白歌合戦。今年は「バブリーダンス」が話題になった、大阪府立登美丘高校ダンス部と郷ひろみさんとのコラボによる「2億4千万の瞳」が目玉の一つです。リハーサルから、ボディコン姿の女子高校生50人が「キレッキレ」のダンスを繰り広げ、郷さんが「エキゾチックジャパーン!」と熱唱する圧巻のパフォーマンス。高校生たちとの共演に郷さんは「普段はかわいい女の子たちが、ステージの上では20代の成熟した女性に見えるんです。『役に徹する』という大切なことを改めて学びました。彼女たちのスピーディーなダンスで歌う本番が非常に楽しみ」と話し、本番への期待をふくらませました。
ダンス部は、8月の「全国高等学校ダンス部選手権」で優勝。「日本高校ダンス部選手権」で準優勝を果たしました。その時の演目が荻野目洋子さんの「ダンシング・ヒーロー」。YouTubeに大会の様子などが投稿されると、「表情がいい」「キレッキレ」と反響を呼び、バブルをネタにしてきた芸人の平野ノラさんも「ぶっ飛びバブってる!」とツイッターでコメントするなど、人気に火がつきました。
肩パッドにスパンコール、色とりどりのボディコンを着て踊るバブリーダンスは、同部出身の振付師で、コーチを務めるアカネさんが発案。80年代のトレンディードラマや歌番組を見て、衣装やメイクを研究し、「当時を知らない人でも楽しめ、知る人には懐かしいと思ってもらえるような」ダンスに仕上がっています。
「僕は『1億総バブル』と言われていた時代の真ん中にいた人間ですから知っているけど、彼女たちは生まれる前。でもある意味、僕より客観的にバブルの時代を見ているのかもしれない」とリハーサル後の取材に話した郷さん。「それも『踊れる』というのが根底にあるから。高校生とは思えないキレのある素晴らしいダンス」と絶賛します。
リハーサルでは激しいビートに合わせて体いっぱいにダンスしながら、息の合った動きを見せたダンス部。曲の途中では、バブル時代の代名詞である「ジュリアナ」をほうふつとさせる、羽根のついた「ジュリ扇」をふりかざすシーンも。ボディコン姿やメイクもあってか、完全に「バブルの女性」になりきっていました。
一方、リハーサルを終えて控室に戻る途中の彼女たちは、報道陣に「お疲れ様です」と笑顔であいさつ。そのあどけない姿は、どこにでもいるような女子高生でした。
その「ギャップ」は郷さんも感じていました。「練習している時の彼女たちにも会ったんですが、本当にかわいい高校生の女の子たちなんですよ。それがステージの上では、格好もありますが20代の成熟した女性に見えるんですね」
「僕たちは、普段の姿とステージに立った時の姿に違いや変化があって初めて、見ている人にもドキッとしてもらえる。彼女たちを通じて『役に徹する』という大切さを改めて学びました」
取材の最後、本番への意気込みを「OKバブリーGO!GO!GO!」と答えた郷さん。バブルのど真ん中を過ごした郷さんと旋風を起こしているダンス部によるど派手ステージは必見です。
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