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#3 城崎広告「会社員のモヤモヤ」

見覚えあるけど、名前が思い出せない… こんな時、どう乗り切る?

見覚えあるけれども、名前を失念。こんな時、どうする?(C)BNEI
見覚えあるけれども、名前を失念。こんな時、どうする?(C)BNEI

目次

 サラリーマンの日々をキャラ化した「城崎広告」のメンバーが日頃感じている疑問を、withnews編集部がフカボリ取材する「会社員のモヤモヤ」。2回目は「名前を失念した時の乗り切り方」です。
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今回の登場人物

夕永俊介
企画部所属の30歳。鋭い視点の持ち主でデータ分析やコンセプトデザインが得意分野。趣味はひとりキャンプと植物画。

 

朝日奈彬
営業部所属の28歳。高いコミュニケーション能力とポジティブシンキングが持ち味。趣味はテニス、スキー、サーフィン、ランニング。

 

大神勇人
営業部所属の24歳。物怖じせずに相手の懐に飛び込む姿勢とフットワークの軽さが自慢。趣味はカラオケと祭。

若手の交流会に参加したら、見覚えはあるけれどどうしても名前が思い出せない人に話しかけられてしまった……! この状況、どう乗り切るのが正解?

 

夕永

相手のことを忘れたわけじゃないんだ…。ただ、顔は覚えているのに、どうしても思い出せなくて…。

 

大神

あるあるっすよね! 腹くくって「えいやっ」で適当な名前で呼びかけるわけにもいかないし…。

 

朝日奈

自分が忘れられる側だったらと思うと結構ショックだしな…。今週はこの疑問に答えてもらおう!

「接客のプロ」に聞いた

 ビジネスの場で相手の名前を思い出せない場合、うまく乗り切る方法はあるのでしょうか。人材育成会社でコンサルタントを務めている星かおりさんに話を聞きました。星さんはかつて大手航空会社のキャビンアテンダント(CA)を務めた、まさに「接客のプロ」です。

星かおりさん=本人提供
星かおりさん=本人提供

まずは先に名乗る

 星さんは「相手の名前を思い出せない場合、まずは自分から名乗ること」を提案します。

 「例えば、『○○の○○ですが…』と先に言ってしまうと、向こうも『○○です』と自分のことを話すことがよくあります。それで相手の名前や所属などをもう一回スムーズに聞き出せるわけです」

 

 

確かに、名乗ることで相手も名乗りやすい流れができる…。人間心理をうまくついた方法ですね。

 

 

でも、タイミングを逃しちゃったり、先に話しかけられたりしたら使えないっすよね?

ほかの情報をフル活用する

 しかし、名乗るタイミングを逃し、雑談が始まってしまうこともあります。そういう時は、「覚えている情報をフル活用して、あなたのことをきちんと認識していると伝えることも大事です」と星さん。

 「重要なのは、真摯な熱意です。あなたのことは覚えているということが伝われば、名前を忘れていたことが途中で分かってしまっても、印象の悪さは軽減できるかもしれません」

 

 

名前が思い出せなくても、その人とのエピソードを話題にできれば、その人のことを忘れてしまったわけじゃないってわかってもらえるってことですね。

 

 

きちんと誠意を見せることが大切ということか。

CA時代のテクニック

 「なかなかビジネスの場面では難しいかもしれませんが……」と前置きした上で、星さんはCA時代のエピソードも話してくれました。

 「ファーストクラスのお客様は名前を呼んで接客をするのですが、どうしても思い出せない時には、エンジンの騒音に合わせて、『様』の音を強調してごまかすことがありました」

 パーティーなど使える場所は限られるかもしれませんが、「様」や「さん」という敬称を強調することで乗り切ることができるかもしれません。

 

 

これ、超名案っすね! 交流会とか飲み会とか、ガヤガヤしてたらイケる気がするっす。

 

 

これは…。演技力が問われる奇策だな…。

王道は率直に名前を聞くこと

 このように、名前を失念した時に乗り切る方法があるとはいえ、「最もいいのは、やはり率直に名前を聞くことでしょう」と星さん。
 
 「テクニックを使うのにもタイミングがあり、会話が進めば進むほど、相手の方に名前を聞きにくくなりますので、無難なのは早い段階で名前を忘れてしまった失礼をお詫びした方がいいです。これまでの経験からいうと、『大変失礼ですが、お名前をもう一度教えていただけないでしょうか』と早いうちに打ち明けるのがベストかもしれません」

 

 

忘れてしまったのは事実だから、素直に謝って聞き直す…。確かに、自分が忘れられた側だったら、妙にごまかされるよりすっきりして気持ちいいかもしれないな。

 

 

社会人として本来あるまじき失態だからこそ、正直に打ち明けてわびるべきということですね…。肝に銘じます。

取材を終えて~「城崎広告」より~

 

 

いろんなテクニックを教えてもらったっすね!

 

 

ああ、先に名乗って流れを作るっていうテクニックはすごく使えると思ったよ。見覚えのある顔を見かけたら、積極的に自分から話しかければいいってことだし。

 

 

社交的な朝日奈には最適のテクニックだな。おれはどうしても出遅れがちだから、名前以外の相手とのエピソードを話題にする方法を活用していきたいと思っている。

 

 

おおっ、なんか営業と企画のテクニックの違いって感じするっすね!

 

 

だがやはり相手の名前を忘れること自体が失礼にあたるからな…。テクニック頼みでごまかそうとするべきではないということも学んだよ。

 

 

そうっすね…。ていうか、CAさんがファーストクラスのお客さんのこと名前で呼んで接客しているって初耳だったっす。

 

 

名前を呼んで接客することがレベルの高いおもてなしになるくらい、名前は大事なものってことだな。

 

 

おれたちにファーストクラスは縁遠いがな…。

 

 

うっす、別世界っす…。

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