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総理から阪神まで…芸人・星田英利さん「魂のツイート」の極意
ツイッターで率直なメッセージを発信している芸人の星田英利さん(元「ほっしゃん。」)。政治から阪神まで、自分の思いを言葉にしています。「上手に言おうとするから言えんようになる」。思いを伝える極意について聞きました。(聞き手・吉沢龍彦)
――政治的なテーマであっても、阪神でも、ストレートにとりあげて発言しています。「言うべきことは言わないと」という気持ちなのでしょうか。
「はい。もちろんそうです。みんな、そうだと思いますよ。大人でも子どもでも、親に対しても思ったことは言う。言うてたらこんな世の中にはなってないと思います」
――思っていることを言うのって意外と難しいです。上手に言うひけつを教えてください。
「上手に言おうとするから言えんようになるわけで。なんでもそうです。思いを伝える時に、きざな告白しようとか、ロマンチックなプロポーズしようとか思うことがおかしい。かみながらでも、どもりながらでも、不細工でも思いの丈を伝えることが一番大事なんで」
「うまく人に話せるようになりましょうとか、形から入っていることがよくない。それが国民の口をふさいでいる、ふさがざるをえなくなっていると思いますよ」
――今度の選挙、どこに注目しますか。
「まあ、自分の思いの丈なんかは別に言いたくないんですけど、ぼくはやっぱり、魂を売らなかった人たちが良い結果になる世の中じゃないとダメだと思いますね。それと、いまの政権の中心にいる人たちは、ほんとのこと言ってませんよね。なんで記者さんも聞けないんですか。なんで直接、『ほんとのこと言ってませんよね』『ごまかしてますよね』って聞けないんですか」
――父親になる前となった後では気持ちが違ってきましたか。
「もちろん、僕らが今あるのも戦後復興してくれた人たちがいるからじゃないですか。今ここで僕らががんばらないと。『今は次の世代の世の中を前借りしている』という言葉を聞いたことがあるんですけど、借りているものはちゃんとしておかないといけません」
――自分のつぶやきで、これは傑作だったというのはありますか。
「いや、思いが違うんで。あくまで『つぶやき』ですからね。傑作もくそも覚えてないです。自分の中で、これはハイキック決まったなあとか、陶酔したりすることはない。こうして取材を受けているのも、何がヒットしたのかも分からないし。それぐらいの方がぼくはいいと思います」
選挙について。
所信表明演説を行わないという、
— 星田 英利 (@hosshiyan) 2017年9月20日
総理の小心表明。
一兵卒の不倫と、
— 星田 英利 (@hosshiyan) 2017年9月19日
倫理観のない 、トップの "無倫"
さぁ、大事なのはどっち。
希望の党、立憲民主党の立ち上げに絡んで、枝野幸男氏の動きに触れて。
あの時の「ただちに影響はない。」は許せへんよ枝野さん。今回も見捨てるのか。
— 星田 英利 (@hosshiyan) 2017年9月28日
“ただちに”立てよ。
— 星田 英利 (@hosshiyan) 2017年10月1日
リベラルを排除なんかすると
— 星田 英利 (@hosshiyan) 2017年10月2日
リベラルにやられる。
枝の 無い 緑 はすぐ枯れる。
公式サイトによると、星田さんの誕生日は8月6日です。今年は、こうつぶやきました。
今年もこの日が。
— 星田 英利 (@hosshiyan) 2017年8月5日
広島原爆記念日。
人間を一瞬にして溶かし
炎で焼き尽くし
爆風で突き刺し
放射能で内から蝕み、
30万強の人間を殺した。
72年たった今も放射能で苦しめ
命を奪い続けてる。
許すまじ原爆を。
許すまじ戦争を。
許すまじ戦争に導く輩を。
指切り。黙祷。
アカウントの冒頭には、こんなツイートが掲げられています。
大人たちがみんな常に"モノ言える人 "でいないと、今の子供たちの将来にモノ言える世の中をプレゼントできへんと思うよ。
— 星田 英利 (@hosshiyan) 2017年7月26日
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