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2017年10月03日

トヨタのCMにスバル車! しかも豊田社長が運転 理由を広報部に聞く

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動画に登場する「インプレッサ WRX STI スペックC」

動画に登場する「インプレッサ WRX STI スペックC」

出典: スバル提供

 先日、テレビを見ていたらトヨタ自動車のCMが流れてきました。豊田章男社長がドライバーとして自ら登場しているのですが、あれっ?何か違和感が……。そう、運転している車がトヨタ車ではなくスバル車なんです。自社CMで他社の車を運転するのは異例のことですが、なぜこうなったのか? 社内から反対の声は出なかったのか? トヨタ広報部に話を聞きました。

話題の動画はこちら

TOYOTA GAZOO Racing TAKERU SATOH MEETS GAZOO MORIZO篇

出典:YouTube

 テレビ放送は終わってしまったようですが、YouTubeで公開されていました。タイトルは「TOYOTA GAZOO Racing TAKERU SATOH MEETS GAZOO MORIZO篇」。

 登場するのは俳優の佐藤健さんと豊田章男社長で、白い車に乗ってコースをドリフト走行しています。

 しばらくして助手席から降りてきたのは佐藤さん。運転していたのは豊田社長でした。車を前にして、二人の会話が始まります。

 豊田社長「これ、スバルですけどね。一応トヨタの社長なんですよ」

 佐藤さん「まさかトヨタの社長がこんな激しいドリフトをするとは思わなかったです」

 動画を確認してみると、使われていた車はスバルの「インプレッサ」でした。

 この動画に対して、「ほんとに車好きだから他車でも良いんだろうな~」「他で競合他社製品を使っているところを公けに見せることなんてないもんな」といったコメントが寄せられています。

トヨタ広報に聞きました

動画「TOYOTA GAZOO Racing TAKERU SATOH MEETS GAZOO MORIZO篇」の一場面。俳優の佐藤健さんが出演している

動画「TOYOTA GAZOO Racing TAKERU SATOH MEETS GAZOO MORIZO篇」の一場面。俳優の佐藤健さんが出演している

出典: トヨタ自動車提供


 トヨタはスバルに出資しており、「86(ハチロク)」「スバルBRZ」といった共同開発した車も存在します。

 しかし、自社CMで他社の車を使うことに抵抗や反対の声はなかったのでしょうか? トヨタ広報部に話を聞きました。

 ――動画のタイトルにある「GAZOO Racing」って何ですか?

 「『GAZOO』は、お客様向けの画像情報ネットワークシステムの名称です。20年前に社長の豊田が、当時課長だったころに有志メンバーで開発した『中古車画像販売システム』で画像をGAZOOともじったことが起源です」

 「11年前、そのチャレンジがクルマづくりへと発展したのが『GAZOO Racing』です。クルマを『持つ楽しさ』、クルマで『走る楽しさ』、クルマについて『語り合う楽しさ』の3つをテーマに取り組みを始めました。ニュルブルクリンク24時間耐久レースに社員がメカニックとして参戦するなど、活動を通じて『もっといいクルマづくり』に向け、人を鍛え、クルマを鍛える活動に取り組むとともに、クルマファン層を広げる活動まで一貫して取り組んでいます」

なぜ、スバル車?

上がトヨタ86、下がスバルBRZ。トヨタとスバルが共同開発した=いずれも2012年撮影

上がトヨタ86、下がスバルBRZ。トヨタとスバルが共同開発した=いずれも2012年撮影

出典: 朝日新聞


 ――今回の動画のコンセプトは

 「この企画は『もっといいクルマづくり』を目指し、モータースポーツをはじめ様々な活動を行っているTOYOTA GAZOO Racingの取り組みを、より深く、たくさんの方に知っていただきたいという思いから始まりました」

 「俳優の佐藤健さんにサーキット等の現場にお越しいただき、彼自身が体感して、その時に発せられる言葉や、リアルな表情を撮影し、それをそのまま発信することを心掛けています。佐藤さんご自身も大のクルマ好きということもあり、現場の熱気や、高揚感を伝え、たくさんの方に共感いただけることを期待しています」

 ――なぜ、スバル車だったのでしょうか?

 「豊田は自身のセンサーを磨くために日々、トヨタ車に限らず、様々なメーカーの車種に乗っております。残念ながらスポーツ走行に適した4輪駆動車がトヨタには存在せず、そういったクルマからも学びたいという想いで、インプレッサにも乗せていたただいております」

 「今回は撮影時のタイミングがインプレッサの試乗時と重なったことと、他メーカーのクルマに乗ることも『いいクルマづくり』のための大切な取り組みの一つであることから、あえてそのまま撮影し、公開させていただきました」

 ――使われている車種は

 「インプレッサ WRX STI スペックCです」

社長自ら登場した理由は

動画「TOYOTA GAZOO Racing TAKERU SATOH MEETS GAZOO MORIZO篇」の一場面。左がトヨタ自動車の豊田章男社長

動画「TOYOTA GAZOO Racing TAKERU SATOH MEETS GAZOO MORIZO篇」の一場面。左がトヨタ自動車の豊田章男社長

出典: トヨタ自動車提供


 ――他社の車を使うことについて抵抗や反対はなかったのでしょうか

 「日頃より豊田は自らのクルマに対するセンサーを磨いておきたいと、様々なクルマに乗っており、今回のタイミングがスバルさんのクルマでした。特に抵抗や反対はありませんでした」

 ――豊田社長が自ら登場した理由は

 「佐藤健さんご自身も大のクルマ好きであり、同じく大のクルマ好きである『モリゾウ』自ら佐藤さんに会って、クルマへの想いを伝え、クルマ愛を語ることで、よりクルマファンになっていただきたいと考えました。佐藤さんには、この企画で様々な体感機会を設けており、その最初の企画となりますが、トヨタやTOYOTA GAZOO Racingの想いを感じていただく良いスタートになったと思っています」

 ――今の話で出てきた「モリゾウ」とは豊田社長のことですよね

 「モリゾウはハンドルを握る際のドライバー名です。副社長だった2007年、ニュルブルクリンク24時間耐久レースに出場する際、『立場がわかっていない』『道楽だ』と冷たい目で見られることもある中で使ったのが始まりです。2005年の『愛・地球博』の公式キャラクター『モリゾー』にあやかっています」

 ――動画の見どころは

 「まず単純に『クルマってすごく楽しそう』と感じていただきたいです。また『クルマに乗る』『モータースポーツを見に行く』など、自ら体感することの楽しさや熱気が伝われば嬉しいです。そして、これからもモータースポーツを始め、様々な取り組みで、もっといいクルマづくりや、クルマファンづくりを目指していきますので、ぜひ応援していただきたいと思います」


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