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イスラム国の脅威、空爆してもなくならない理由 背景に貧困・差別…

イスラム国の脅威が空爆してもなくならない理由は?背景に貧困・差別…=デザイン・岩見梨絵
イスラム国の脅威が空爆してもなくならない理由は?背景に貧困・差別…=デザイン・岩見梨絵

目次

 過激派組織「イスラム国」(IS)。ISに支配されていたイラク北部のモスルが解放されました。アメリカ軍を中心とする有志連合は、ISが「首都」と称するシリア北部ラッカを空爆しています。しかし、スペインで起きた連続テロではISとのつながりが指摘されています。空爆でISはなくならないのでしょうか? ISに絡んだテロがなくならない背景について超解説します。


【動画で超解説】イスラム国の脅威、空爆ではなくならない理由=解説・翁長忠雄(朝日新聞中東アフリカ総局長)、デザイン・岩見梨絵

差別と不平等が過激派に駆り立てた

 ISが生まれた背景には、宗教対立だけでなく、若者の深刻な貧困問題があります。ヨーロッパからシリアに渡りISなどに加わった「外国人戦闘員」は、5千人ともいわれています。

 その多くがイスラム系移民・難民の子孫です。満足な教育を受けられず、就職もできず、差別と不平等が過激派に駆り立てました。

旧市街から着の身着のまま避難してきた男性=2017年7月2日、イラク北部モスル、杉本康弘撮影
旧市街から着の身着のまま避難してきた男性=2017年7月2日、イラク北部モスル、杉本康弘撮影 出典: 朝日新聞

空爆は抗生剤、本当に必要なのは…

 アメリカ軍を中心とする有志連合は、ISが「首都」と称するシリア北部ラッカを空爆しています。ISに支配されていたイラク北部のモスルが解放されましたが、スペインで起きた連続テロではISとのつながりが指摘されています。

 風邪をひいた人の治療に例えると、空爆は抗生剤のようなもの。風邪をひかない体を作るには、抗生剤ではなく十分な栄養と睡眠が必要です。

 テロをなくすには、空爆ではなく、若者の貧困、差別への不満を解決する必要があるのです。

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