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上司を煽らず、扇いであげて 「あの広告」うちわにして無料配布へ
ツイッターで話題になった広告が「うちわ」になりました。
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ツイッターで話題になった広告が「うちわ」になりました。
【ネットの話題、ファクトチェック】
「上司煽(あお)りなどにおつかいください」とツイッターで話題になった広告が、「うちわ」になりました。「上司を煽る」と「うちわで扇(あお)ぐ」をひっかけたもので、11日~13日の3日間、通勤時間帯に品川駅前で無料配布するそうです。企画した会社に話を聞きました。
うちわを制作したのは、グループウェアの開発や販売などを手がけるサイボウズです。
元になっている広告は5月中旬にツイッターで話題になった以下の4つです。
「ノー残業、楽勝! 予算達成しなくていいならね。」
「結果出せおじさんと、早く帰れおじさん…ふぅ…(ため息)」
「労働時間削減、結局現場にムチャぶりですか?」
「さようなら深夜残業。こんにちは早朝出勤。(苦笑)」
この広告は、同社の商品「kintone(キントーン)」の広告で、長時間労働などが問題になるなか、上司からの指令に対する部下の思いを代弁したようなセリフになっています。
広告を見た人が「上司煽りにおつかいください」という文言でツイッター投稿すると、「最高の広告」「うちの会社の上層部に見せたいな」といったコメントが寄せられ、拡散しました。
広告の狙いについて、サイボウズの広報担当者は「働き方改革の流れで、業務量や働き方は変えていないのに、労働時間を削減するための強制的なルールだけを強いられている現場の、ちょっと言いづらい声を代弁しました」と説明します。
「上司煽りにおつかいください」という投稿で話題になったことを受けて、「うちわで上司を扇いでください」という企画を思いついたそうです。
「『攻めすぎている』との社内反対も想定していましたが、上司も協力的で実現にいたりました。広告のことを話題にすることや、うちわで扇ぐことが、業務改善のきっかけになれば良いなと願っています」
◇ ◇ ◇
7月20日と21日には、霞が関駅の出口付近でも配布を予定しているそうです。
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