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チェキ、現像中のフィルム振っちゃダメ! 正しい待ち方を聞きました
チェキの「正しい現像の待ち方」がネット上で話題になっています。
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チェキの「正しい現像の待ち方」がネット上で話題になっています。
【ネットの話題、ファクトチェック】
撮った写真がすぐにプリントされる富士フイルムのインスタントカメラ「チェキ」。その正しい現像の待ち方がネット上で話題になりました。ついフィルムをパタパタと振ってしまいがちですが、これでは色ムラが出てしまう可能性があります。それではどうやって待つのがよいのでしょうか? 富士フイルムに取材しました。
1998年に発売されたチェキ。「その場で現像される」「簡単に複製できない」といった点から、結婚式の2次会やアイドルイベントなどの定番として利用されてきました。
2002年度には国内だけで約100万台を販売しましたが、現像が不要なデジカメの普及や、携帯電話でも写真が撮れるようになり販売数は減少。しかし、2007年に海外ドラマで偶然使われたことなどをきっかけに販売台数がV字回復し、今も売れ続けています。
そんなチェキですが、撮影した後にフィルムに画像が定着するまでの間、どのようにして待つのがよいのかについて、ツイッター上で話題になりました。
先日投稿された2枚の画像。一つはホームページからの引用で、もう一つは説明書らしきものを撮影したものです。
ホームページの記載には、質問の答えとして「ポケットに入れて温める」、説明書らしきものには「気温が低い場合は、すぐに上着のゆったりしたポケットの中などで約30秒間温めてください」と書かれています。
富士フイルムの広報担当者に聞いてみると、「ポケットに入れて温めることで、そのまま置いておくよりも早く現像が終わります」とのこと。
現像に適した温度は5℃~40℃で、温度が上がるほど仕上がりまでの時間が短くなるそうです。ただし、極端に温度が高い場合や、直射日光などを当てた場合は、かえって失敗してしまうとのこと。また、温度が低くない場合は、そのまま放置しても十分きれいに仕上がるそうです。
そして、現像を待つ間にやってはいけないことが「フィルムを振ったり、押したりといった行為です」と説明します。
チェキのフィルムで、サインなどを書き込める白い余白部分には「現像剤」と呼ばれるものが入っていて、本体から排出される際に現像剤が入った袋をローラーでフィルム全体に均一に広げ、撮影した画像が浮かび上がる仕組みです。
30秒ほどで仕上がりますが、その間にフィルムを振ったり、押したりすると、現像剤がうまく反応せずに、色にムラができるなど、きれいに仕上がらないことがあるそうです。
「最新機種『instax SQUARE SQ10』では、新たに正方形のフィルムを採用しました。こちらも従来のチェキ同様、振ったり押したりすることなく、完成までのワクワク感をお楽しみ下さい」
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