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2017年04月01日

気合入れすぎ!昔の海外旅行 てるみくらぶの53年前、自由化第一弾

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飛行機に向かう一般海外旅行第一陣=1964年4月、羽田空港

飛行機に向かう一般海外旅行第一陣=1964年4月、羽田空港

出典: 朝日新聞

 破産手続きに入ったことで注目されている格安旅行会社「てるみくらぶ」。53年前の1964年4月1日、海外渡航が自由化されました。当時の写真を見ると空港に掲げられた横断幕に「おばあちゃんいってらっしゃい」の文字が! ネットで予約する格安旅行などは考えられなかった時代の「気合の入った」海外旅行を振り返ります。

最初は「1人年1回だけ」

 海外渡航自由化とは、留学や商用でない観光目的の旅行にも旅券が発行されることです。

 1人年1回だけ、持ち出し外貨500ドルまでの制限がありました。当時撮影された「飛行機に向かう一般海外旅行第一陣」の写真を見ると、着物に身を包み、満面の笑みで飛行機に向かう女性のグループが。

 空港の2階には詰めかけた人で埋まっており、「おばあちゃんいってらっしゃい」の横断幕が掲げられています。

飛行機に向かう一般海外旅行第一陣。空港2階には「おばあちゃんいってらっしゃい」の横断幕が=羽田空港

飛行機に向かう一般海外旅行第一陣。空港2階には「おばあちゃんいってらっしゃい」の横断幕が=羽田空港

出典: 朝日新聞

1965年に初の「ジャルパック」

 1965年には初の海外パッケージツアー「ジャルパック」が発売され、欧州16日間コースの第1陣が出発しました(客26人、添乗員1人)。

 高卒男子の初任給が約1万6千円だった時代に、価格は67万5千円でした。

 1966年には、「1人年1回だけ」の回数制限の撤廃されます(外貨持ち出し枠の撤廃は77年になってから)。この年、ビートルズが羽田空港到着便で来日しました。

日航CA(当時は「スチュワーデス」と呼ばれていた)の新制服。左後方はこれまでの制服=1967年1月19日

日航CA(当時は「スチュワーデス」と呼ばれていた)の新制服。左後方はこれまでの制服=1967年1月19日

出典: 朝日新聞

格安航空券は1970年代に登場

 格安航空券が登場し始めたのは1970年代です。国内外で航空券の販売価格が異なることに目をつけ、海外で手に入れた「輸入航空券」を販売する業者も現れました。

 日本の航空会社が日本での販売額との差額を徴収したり、飛行機への搭乗そのものを拒否したりして騒ぎになったこともありました。

 欧米では、航空券の多くは航空会社が利用者に直接販売します。売れ残りそうになると大胆な値引きは珍しくありません。

 一方、日本では、国際線の航空券は航空会社から旅行代理店を通したルートが主流でした。

成田空港出発ロビーに立てられた「輸入航空券」の差額徴収を告げるポスター=1989年1月27日

成田空港出発ロビーに立てられた「輸入航空券」の差額徴収を告げるポスター=1989年1月27日

出典: 朝日新聞

1980年にHIS誕生

 そんな中で、格安券販売会社が成長します。「エイチ・アイ・エス(HIS)」は、1980年に当時二十九歳の沢田秀雄さんが興しました。その後、ネットを使った様々なサービスが生まれ、旅行者は複数の業者の価格を手軽に比べた上で、購入できるようになりました。

 1998年に設立された、てるみくらぶは航空会社から空席を安値で引き受け、ネットで販売して成長してきました。航空会社が機材の小型化を進めて空席が減って安値で提供されなくなり、経費がかさんで立ちゆかなくなったことなどから、経営が悪化。3月に東京地裁に破産を申請しました。

「ミニスカ制服」の歴史 スカイマークで物議 昔はJAL・ANAも
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就航したスカイマークの新型機内で、新制服で業務する客室乗務員=2014年6月14日、福留庸友撮影
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出典:朝日新聞
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