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愚痴や不満をグラフで表現、共感の声続々 「文字だと角が立つので」
愚痴や不満を「言葉ではなくグラフで表現」した投稿が、ツイッター上で多くの共感を呼んでいます。
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愚痴や不満を「言葉ではなくグラフで表現」した投稿が、ツイッター上で多くの共感を呼んでいます。
【ネットの話題、ファクトチェック】
愚痴や不満を「言葉ではなくグラフで表現」した投稿が、ツイッター上で多くの共感を呼んでいます。「文章だと角が立つので図で表現しました」と話す作者に話を聞きました。
愚痴や不満を言いたいのですが文に起こすと角が立つので図で表現しました pic.twitter.com/C9XwFMjdpR
— GUNKA (@maggot0111) 2017年3月9日
3月9日、「愚痴や不満を言いたいのですが文に起こすと角が立つので図で表現しました」という文言とともに、4枚の画像が投稿されました。
給料は全く上がらないのに仕事の責任ばかりが大きくなるグラフや、突然キャパシティーを越えた量の仕事が降ってくる現実を表現したグラフ、「自分が作りたいもの」「市場で求められているもの」「実際に作っているもの」の違いを、寿司や干物に例えたイラストなどです。
一目見るだけで不満が伝わってくるこのグラフやイラストに対して、「すごく共感しました」「ものすごくわかりやすい」といった声が寄せられ、リツイートは1万6千を超えています。
作者はサラリーマンのGUNKAさん。クリエイティブな業務の制作進行管理などを担当しているそうで、「一から新しいものを作る仕事自体は好きでやりがいも大きいのですが、完成までの過程はしんどいことが多いです」と話します。そんなGUNKAさんに詳しく聞きました。
――グラフで表現しようと思ったきっかけは
「嫌なことがあったら、それを書いてまとめるとスッキリすることを誰かのツイートで知って、自分もやってみようと思ったのがきっかけです。ただ、文章を書くのは苦手だったので、得意なパワーポイントを使った結果、グラフになりました。最初は1枚目だけを作るつもりだったのですが、2枚目以降はなんとなく楽しくなったついでに作りました」
――グラフ化する上で工夫した点や、苦労した点を教えてください
「思いつきの勢いで作ったので、特にないです。強いて言うならば、デザインがうるさくならないよう、線の太さやフォントをなるべくシンプルにしたくらいです。文章にするとただの愚痴でも、可視化するとマイナスな印象が薄れて面白く見えるというのは、作った後に気付きました」
――グラフで伝えたかった点は
「基本的には、自分の理想と現実がかみあわなくて辛いって感じのことを表現しています」
――GUNKAさんの実体験が反映されているのでしょうか
「一部は私の実体験です。特に1枚目は。あとは友人から聞いた愚痴の中で特に共感したものをネタにして使いました」
――多くの共感の声が寄せられています
「思っていた以上に多くの人が共感していて、嬉しいというよりも驚きが大きかったです。仕事内容はそれぞれ違っても、このグラフに表現したような悩みは共通で、自分一人ではどうにもならないことばかりだから辛く、多くの人から共感の声をいただいたのだと思っています。やっぱり仕事するって大変なんだなあと」
――これからについては
「ツイッターでの活動については、日常ツイートや趣味のイラストくらいになると思いますが、それ以外でも面白そうなことを思いついたら、何かしらで表現していきたいです。情報の可視化ができるとわかりやすくてとても便利なので、みなさんもやってみてくださいね」
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