MENU CLOSE

コラム

100939

「女子力」って何なんですか? 〝30秒で泣ける漫画〟の作者が描く

漫画家・吉谷光平さんが、女子力について描きました。

漫画「女子力」の一場面=作・吉谷光平さん
漫画「女子力」の一場面=作・吉谷光平さん

 女子力って何なの? ツイッターに投稿した漫画「男ってやつは」が〝30秒で泣ける〟と話題になった漫画家・吉谷光平さんが描きました。

【関連リンク】
「女子力の正体」とは?アンケートに集まった「はっとする意見」
【参照記事】
「女子力」って何だ 宴会でサラダ取り分け上手な人?【朝日新聞デジタル】
漫画「女子力」=作・吉谷光平さん
漫画「女子力」=作・吉谷光平さん
 朝日新聞のフォーラム面に、5回にわたって掲載された企画「『女子力』って?」。デジタル版で実施したアンケートには多くの意見が寄せられました。大阪府の10代女性から寄せられた以下の投稿は、ツイッター上でも話題になりました。
漫画「女子力」の一場面=作・吉谷光平さん
漫画「女子力」の一場面=作・吉谷光平さん
 「公立中学校の担任から、ことあるごとに『女子力が低い』と指摘・指導される。古くからある性差別を流行に乗って言い換えただけの、非常に不愉快な言葉である。私学の女子校ならいざ知らず、今の時代に『女性だからこうあるべき』という指導をするのは控えて欲しいと思う。教師の言葉の示す中身が、主に『家事が得意』『気配りができる』であることに憤りを覚える」(大阪府、10代女性)
漫画「女子力」の一場面=作・吉谷光平さん
漫画「女子力」の一場面=作・吉谷光平さん
 「女子力」をテーマにした卒業論文が昨年、米ハーバード大で野間・ライシャワー賞などを受賞したキャシー・トランさん。「女子力って何?」とまわりに尋ねても誰も答えられず、携帯電話の辞書を引くと「girl power」と出てきたそうです。

 「自立した女性」をイメージしますが、テレビに映る女性たちの様子はどうも違う。ふと友人のグラスが空になっているのに気づき、水を注ぐと「それが女子力だよ!」と言われ、混乱しました。「女子力」という言葉が持つ意味、広まった背景を知りたくて、論文のテーマに選んだそうです。
漫画「女子力」の一場面=作・吉谷光平さん
漫画「女子力」の一場面=作・吉谷光平さん
 見えてきたのは、「女子力」にはゴールがなく、女性たちは「限界のない高みを目指す」ことを強いられているということ。「ある」か「ない」かで語られる「○○力」が多い中で、女子力は「高い」か「低い」かという程度を問われてしまう。

 米国には「女子力」に相応する言葉も考え方もないそうです。「女性だから」より「自分だから」と個性を重視する。日本の女性たちは「女性はこうあるべきだ」という考えに縛られて、「これが私」「私はこうありたい」という気持ちを抑えてしまっていると感じるといいます。

 そして、こう話します。「言葉が持つ意味は、時代と共に変わっていく。『女子力』も、『飲み会でサラダを取り分ける』といった表面的なものから、『自分らしく生きる力』という意味合いに変わっていったらいいなと思っています」
漫画「女子力」の一場面=作・吉谷光平さん
漫画「女子力」の一場面=作・吉谷光平さん

 【よしたに・こうへい】 漫画家。サラリーマン生活や漫画家アシスタントなどを経て、月刊スピリッツの「サカナマン」でデビュー。月刊ヤングマガジンの連載「ナナメにナナミちゃん」の単行本1巻が発売中。ツイッターで公開した2ページ5コマの漫画「男ってやつは」が〝30秒で泣ける〟と話題に。

【関連リンク】
「女子力の正体」とは?アンケートに集まった「はっとする意見」

 

関連記事

新着記事

PR記事

コメント
CLOSE

Q 取材リクエストする

取材にご協力頂ける場合はメールアドレスをご記入ください
編集部からご連絡させていただくことがございます