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SMAP全面広告、空前の支援者1万2千人 ファンの熱量「数値化」大成功
年末、フジテレビ系の「SMAP×SMAP」最終回が注目されたSMAP。そんな中、ファン3人が立ち上げた「SMAP大応援プロジェクト」が、日本の購入型クラウドファンディングでは史上最多人数を更新する1万2千人の支援者を集めて12月28日、終了しました。集まった資金3900万円(数字は速報値)は、新聞の全面広告にあてられ、解散前日の12月30日に掲載される予定です。
「SMAP大応援プロジェクト」は、ファンから資金を募り、新聞広告に感謝のメッセージを載せるというものです。
SMAPファンの3人が朝日新聞が運営するクラウドファンディング「A-port」で「SMAP大応援プロジェクト~新聞メッセージ・どうか届きますように~」を立ち上げたのは12月20日午後4時。期間は約1週間という短さでした。
ふたを開けると、支援者は瞬く間に集まり、わずか2日で目標金額の1千万円を達成しました。
支援者数も、日を追うごとに増え続け、これまで日本一だった「CAMPFIRE」上で行われた「キングコング西野の個展『えんとつ町のプペル展』を入場無料で開催したい!」の6257人を抜いて記録を更新。12月26日の「SMAP×SMAP」最終回後も勢いは衰えませんでした。
最終日はサイト自体がつながりにくくなるほどアクセスが集中した今回のプロジェクト。タイミングや、プロジェクトが、まさにファンの求めていた内容だったことが成功の要因でした。
SMAPファンのSNSによる拡散力や、ファンが自分たちの思いを伝える場を欲していたこと。そして、新聞に自分の名前が載るというリターンがファンの心をとらえました。
また、最終日はツイッターで人数や金額への反応が盛んにツイートされ、ファンの熱量が数値化される状況も、支援者を増やすきっかけになったようです。
資金は、12月30日の朝日新聞紙面の「見開き2ページ以上の広告」になることが、起案者から発表されています。
集まった金額次第では、それ以上のページ数になる可能性もあるそうです。
起案した3人は「目標額を大きく上回る大きな大きなご支援をいただき、ありがとうございました」と感謝の言葉を述べていました。
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