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ルンバが子ども産んだ? 公式の超精巧ミニチュア、実は巻き尺だった

ツイッター上で「ロボット掃除機のルンバが子どもを産んだ」と話題になっている画像があります。

ロボット掃除機「ルンバ」(右)と、そっくりに作られた巻き尺
ロボット掃除機「ルンバ」(右)と、そっくりに作られた巻き尺

目次

 ツイッター上で「ロボット掃除機のルンバが子どもを産んだ」と話題になっている画像があります。大きさは直径5cmほどで、実物をそのまま小さくしたような精巧な作りです。実はこのミニチュア、日本の販売代理店が制作した「巻き尺」なんです。いったい何のために巻き尺を作ったのでしょうか? 詳しく話を聞きました。

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素材の違いによる色の差も再現したという巻き尺
素材の違いによる色の差も再現したという巻き尺

ツイッターで話題に


 18日にツイッターに投稿されたルンバの画像。その横には小さなミニチュアが写っています。本物よりもかなり小さいですが、中央部分には「iRobot Roomba」の文字があり、ボタンも再現されています。この投稿に対して「めちゃ可愛い」といった声が上がり、リツイートは1万9千を超えています。

 実はこのミニルンバ、正規代理店が配布している「巻き尺」です。150cmまで測れるようになっていて、裏面にはキャッチコピーや、サービスセンターの電話番号などが書かれています。

 なぜ巻き尺を企画したのか? 販売代理店「セールス・オンデマンド」マーケティング部の担当者に話を聞きました。

中央部分には「iRobot Roomba」の文字。肉眼では見にくいほど小さい
中央部分には「iRobot Roomba」の文字。肉眼では見にくいほど小さい

担当者に聞きました


 ――いつごろから配り始めたんですか

 「2015年4月からです」

 ――制作のきっかけは

 「ルンバの商品特長をアピールするためのノベルティーとして制作しました」

 ――なぜメジャーを

 「ルンバをご検討いただくお客様は、『うちのソファの下に入るかしら』『うちの椅子の間は通るかしら』など、ルンバとご自宅の相性について『サイズ感』を気にされる方が多くいらっしゃいます。このメジャーでご自宅を測っていただこうと制作しました。既にルンバをお持ちの人には、新たに家具を買う際などに計測できる実用性と、愛着を持ってもらえるようにと考えました」

裏面もこだわってます
裏面もこだわってます

素材の違いによる色の差も再現


 ――細部も本物そっくりですね

 「『ルンバを自宅に持ち帰る』という疑似体験をしていただけるよう、できるだけ精巧に仕上がるようにこだわりました。直径ほぼ7分の1のミニチュアです。天面はもちろんですが、裏面、側面、パーツのつなぎ目や、凹凸などもかなり本物に近づけることにこだわっています。実物も右前方にブラシがついているのですが、メジャーも同じ部分から出てきます。巻き尺を引き出す持ち手の部分は、ブラシを表現したデザインになっています」

 「ルンバはボタンひとつでゴミを吸い取り、床をスッキリ、キレイにします。その特徴と同じように、長く伸ばした巻き尺部分を、ボタンひとつでスッキリ吸い込める(しまえる)ようになっています。また、パッケージをひらくと、フローリングをイメージした台紙が現れます。『ルンバが掃除する』というイメージの疑似体験をしてもらえるよう、こちらもこだわりました」

 ――制作する上で工夫した点は

 「ルンバを精巧に再現することです。塗装に関しては、ルンバ独特の黒の濃淡、メタリック感を出すために何度もやり直し、素材の違いによる色の差も再現しています」

 ――メジャーの裏面に書かれている内容は

 「ご購入を検討してくださっている方にも、ルンバユーザー様にも、役に立つ情報を盛り込もうと、以下の項目を書いています」

 ・ルンバのサイズ(高さ、幅)
 ・乗り越えられる段差の高さ
 ・入り込める隙間の高さ
 ・対応している床材(フローリング、カーペット、畳)
 ・キャッチコピー
 ・サービスセンター電話番号

真ん中の「CLEAN」ボタンを押すと、巻き尺が中に収納される
真ん中の「CLEAN」ボタンを押すと、巻き尺が中に収納される

店頭配布は不定期


 ――どこで手に入れることができますか

 「不定期ではありますが、店頭でお配りしています。また、今なら公式オンラインストア『アイロボットストア』でルンバ、ブラーバ本体をご購入いただいた方に、もれなくプレゼントしています(数量に限りがあります)」

 ――今後、バージョンアップや他の販促品を出す予定は

 「未定です。機会があればルンバと同じように暮らしに役立つものや、ユニークなものを考えたいですね」

 ――ツイッターで話題になっていますね

 「驚きましたが、とても光栄です。今回はユーザー様が発端で話題にしていただいたと伺いました。ルンバへの愛着を感じ、とてもうれしく思います。『ルンバが子どもを産んだ』という発想はなかったので、表現のうまさに脱帽です。今後も親子ともども、ご注目いただければ幸いです」

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