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「カープ負けたので料金2%増し」企画には続きが… 印刷会社に聞く
プロ野球・広島カープが日本一になれなかったことを受け、「2%割り増しキャンペーン」を実施している会社があります。
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プロ野球・広島カープが日本一になれなかったことを受け、「2%割り増しキャンペーン」を実施している会社があります。
プロ野球・広島カープが日本一になれなかったことを受け、同人誌印刷を手がける広島県福山市の会社が、まさかの「2%割り増しキャンペーン」を実施しています。自ら選択した人にのみ適用されますが、すでに11人が申し込んでいるそうです。割り増しという点ばかりが注目されていますが、実はこの企画には続きがありました。
話題になっているのは、「栄光」が実施しているキャンペーン「2番じゃダメなんです! 怒りの逆ギレ!! 2%割増」です。
カープが日本一になれなかったことを受けた企画で、他の割引キャンペーン同様に、注文時に自ら選択した人にのみ適用されます。
日本シリーズ開幕前に、「日本一になれば同人誌全セットを10%割引き、ならなければ2%割り増し」と告知していました。まさかの割り増しを企画した理由について、ホームページで以下のように説明しています。
「夢破れた場合のココロの痛手は計り知れません。この痛みを少しでも和らげることに使わせていただこうと考えています。2%分は募金のようなものなので、別途集計して皆様にもちゃんとご報告いたします。使途不明金にはいたしません」
具体的な使い道としては、「栄光の忘年会でのビンゴ大会等の賞品購入資金」「集まり過ぎた場合には還元キャンペーンを実施」としていました。
栄光の岡田一社長によると、7日の時点で割り増しで注文をしたのは11人。注文金額は総額76万円です。
「注文数はおおむね想定していた数ですが、単価は通常と比べて倍です。常連さんを中心に、企画の趣旨に賛同してご注文いただいたようです」と岡田さん。
注文した人には、事前の告知なしで「感謝状」と「粗品」が贈られています。受け取った人が、届いた感謝状と粗品の写真をツイッターに投稿すると反響を呼び、リツイートは6千を超えています。
割り増しに注目が集まっていますが、実は同時に、お得な企画も複数実施しています。今季限りで引退した黒田博樹投手の背番号15にちなんで、3月まで毎月15日に割引きなどの企画を実施したり、栄光の同人誌印刷30周年を記念して今月30日は30%オフにしたり。
「正直なお話をすると、この時期は大規模なコミケなどがなく、比較的ヒマな時期です。キャンペーンをするための大義名分が必要だという面もありますが、私の黒田投手に対する思いは本物です。悲しんでいるのは日本一になれなかったことではなく、黒田投手が投げる7戦目につなぐことができなかった空しさなんです」
2%割り増しキャンペーンは11月30日まで実施しています。岡田さんは「勘違いされている方もいるようですが、2割ではなく2%です。黒田投手のぶれない生き様に共感できる方は、ぜひご参加ください」と話しています。
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