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『眠気に勝てない理由』が的確すぎる 2コマ漫画で表現、作者に聞く
寝てはいけない場面なのに、どうしても眠気に勝てない――。そんな経験はありませんか？
寝てはいけない場面なのに、どうしても眠気に勝てない――。そんな経験はありませんか？ その理由を表現した2コマ漫画が、ツイッター上で話題になっています。読むと「なるほど！」と納得してしまう比喩表現が見どころです。作者に話を聞きました。
〝眠り〟に落ちる
10月19日、「すげー眠いの耐えてるときこんな感じ。俺たちは無力だ……」という文字とともに2コマ漫画が投稿されました。
1コマ目で「このままだと〝眠り〟に落ちる！！ 押し戻せ うおおおおお」と、押し寄せてくる壁のようなものを両手で必死に抑えています。
2コマ目になると、抑えていた人が四角い箱の中に入っていたことがわかります。その箱には車輪が付いており、坂道を下っています。滑り落ちていく先には「ねむり」と書かれた水面が待っています。
眠気を必死に抑えようと内側から箱を押しても、車輪のついた箱ごと坂道を下っているため無意味だというわけです。
作者に聞きました
このつぶやきに対するリツイートは9万4千、いいねは9万9千を超えており、「的確過ぎて寝落ちするね」「すっごい物理の問題感」「この滑り落ちる乗り物にブレーキを与えてくれるのがカフェインなんですね」などといった声が寄せられています。
どういう経緯で、この漫画を描いたのか？ 作者のLV41さんに話を聞きました。
――今回の漫画を描いたきっかけは
「特に睡眠が十分にとれていないとき、日中眠気に襲われることがよくあるのですが、頑張って耐えようとしても最終的にはフッと意識が飛んでしまいます。『いくら抵抗しても止まらない』ことと『運動中の物体内の力は無視できる』ことが似ていると感じました。また『眠りに落ちる』という表現が物理現象にマッチしていると気づきました。これを漫画に描けば共感してもらえるのではないかと思い、執筆しました」
――2コマ目の車輪の発想は
「ツイッターの感想でも『物理の問題を思い出した』とおっしゃっている方が何人かおられましたが、まさにそこから着想を得ています。斜面を下る台車は、『止まることなく進み続ける』様子を視覚的に理解してもらうのにもっともよい表現方法だと考えました。最初は斜面を車輪のついていない箱が滑り落ちるという絵にしようかとも思っていたのですが、『摩擦の大きさによっては止まってしまうのではないか』とのご指摘をいただく可能性があると考え、車輪のついた絵にしました」
これからについて
――漫画の狙いは
「我ながら上手い例えだと感じたので共感してもらいたかったんです(笑)。質問内容と少し外れますが、このツイートを韓国語に訳してくださった方がおられて、韓国語でも『眠りに落ちる』と言う表現があるのを知り、面白いなあと思いました。英語で『fall asleep』という表現がありますが、いわゆる『寝落ちする』という感覚は万国共通なのかもしれません」
――描く上で工夫した点は
「簡潔に内容を伝えるため、なるべく少ない文字数で、かつシンプルな画面にしました」
――これからについては
「今回のツイートがきっかけで、たくさんの方からフォローしていただいたのですが、基本的に『ギャラクシーエンジェル』という作品の二次創作活動を行っているアカウントなので、このような漫画をアップすることはほとんどありません。ですが、また何か面白いことを思いついたら描きたいと考えています」
『眠気に勝てない理由』が的確すぎる2コマ漫画
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