ネットの話題
クッピーラムネ「どろどろの事情」、HPで爽やか解説 キャラ誕生秘話
名古屋市で1950年からラムネ菓子をつくっているカクダイ製菓。「クッピーラムネ」という商品のキャラクターの誕生秘話が話題になりました。オリジナリティーがないという理由で没になったり、出版社からクレームがついたり…大人の事情を「爽やかに」説明しています。
同社のホームページにある「クッピーラムネのひみつ」コーナー。「キャラクターはどうやって生まれたの?」というタイトルで、誕生秘話が詳細に語られています。
最初は「何もかかれていない包装紙でラムネをつつんで売ってたんだよ」という説明ではじまります。2代目の社長が、「キャラクターがいたほうが、お客様から親しまれやすい!」と号令をかけて、キャラクターが生まれました。
ところが、現在のキャラクターに行き着くまでには数々の困難が待ち受けていました。
初代のキャラクターが、当時人気のあったキャラクターを参考にデザインしたところ、オリジナリティーがないという理由でお蔵入りに。おそらく担当者は大変だったことが推察されますが、あくまで説明のタッチは爽やかです。
2代目のキャラは、出版社から突っ込みが入ります。イラストを依頼したマンガ家が描いたキャラクターが出来上がりますが、「似すぎているからやめてほしい」と言われます。結局、絵を描いた漫画家のとりなしで事なきをえました。
昨今のパロディー商品、五輪エンブレムにも通じそうな、シリアスなトラブルのように見えますが、「クッピーラムネ」の平和なイラストと一緒に説明されると、読後感はすっきり爽快になってしまうのが不思議です。
ネットでは「どろっどろの大人の事情がラムネのようにシュワッと爽やかに綴られているよ」と好評。本音を上手に伝えることのできる企業や人って愛されますよね。
1/7枚