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ジャパネット高田前社長、1日だけ復活 熊本地震で売り上げ全額寄付

通信販売大手「ジャパネットたかた」(本社・長崎県佐世保市)の前社長・高田明さん(67)が1日限定でテレビ番組に復活しました。

21日に放送されたテレビ通販番組での高田明・前社長
21日に放送されたテレビ通販番組での高田明・前社長 出典: ジャパネットたかた提供

目次

 通信販売大手「ジャパネットたかた」(本社・長崎県佐世保市)の前社長・高田明さん(67)が1日限定でテレビ番組に復活しました。熊本地震を受け、九州に本社がある会社として何ができるのか? 社員たちが考えたのは「求心力のある高田前社長に番組に登場してもらい、売り上げの全額を寄付しよう」というアイデアでした。

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21日に放送されたテレビ通販番組の様子
21日に放送されたテレビ通販番組の様子 出典: ジャパネットたかた提供

1日限定で特別出演


 21日にテレビ東京などで生放送された通販番組。そこには、前社長である高田明さんの姿がありました。

 創業者である高田さんは2015年1月に代表取締役を退任。その後もテレビ通販番組への出演は続けていましたが、今年1月の放送を最後に引退しました。

 今回の出演は、会社が立ち上げた「熊本地震 被災地支援プロジェクト」のためです。九州に本社を置く会社として何ができるのかを考えたとき、社員から「高田前社長に出演してもらおう」というアイデアが出て、それを引き受けたそうです。

全額寄付の対象商品(21日に注文を受け付けた分のみ)
全額寄付の対象商品(21日に注文を受け付けた分のみ) 出典: ジャパネットたかたのショッピングサイトより

被災した際にも役立つ4商品を紹介


 番組ではラジオボイスレコーダーや充電式電池のセット、ウォーキングシューズなど被災した際にも役立つ4商品を紹介。

 放送当日の21日に注文を受け付けた分の売り上げについては、全額を熊本地震の被災者に義援金として送ります。ラジオショッピングやネット通販についても同様の対応をするそうです。

(※テレビ通販は21日の生放送3番組で紹介した4商品、ネット通販は5商品、ラジオ通販は番組で紹介したラジオボイスレコーダーが対象)

全額寄付の対象商品(21日に注文を受け付けた分のみ)
全額寄付の対象商品(21日に注文を受け付けた分のみ) 出典: ジャパネットたかたのショッピングサイトより

「高田さんを引き出した社員もすごい」


 ネット上では、ジャパネットたかたの対応を評価する声が上がっています。

 「得意分野での最高の支援」
 「高田さんを引き出した社員もすごい。ぐっときました」
 「ジャパネットすごい。お客は寄付した気分で商品手に入って満足」
 「買えば寄付にもつながる上に、視聴者の防災意識まで高めるとは」
 「偽善、売名じゃないよ。やらない善より、やる偽善。高田前社長を応援する」

全額寄付の対象商品(21日に注文を受け付けた分のみ)
全額寄付の対象商品(21日に注文を受け付けた分のみ) 出典: ジャパネットたかたのショッピングサイトより

広報担当者の思いは


 ジャパネットたかたの広報担当者は「地震が少ないといわれてきた九州で起こった今回の地震です。被災した方への寄付だけでなく、購入していただいた方にも役立つようにと考えました」と話します。

 テレビ番組で高田さんが話した内容は以下の通りです。

おはようございます。

私(高田明)は今年の1月15日をもちまして、スタジオからの出演は退任しましたが、今日この場所に立たせていただいていることには、特別な理由がございます。

まずは皆さまご存知のよう先日熊本県を中心とした大地震が発生いたしました。

被災された皆さまへ心よりお見舞い申し上げます。

この震災を受け、九州人といたしまして、本当に心を痛めております。

そのような折に、(高田旭人)新社長、新生ジャパネットの社員から被災地支援プロジェクトを立ち上げたと聞き、「何とか今日だけ出演いただけないか」という依頼を受けました。

そして私もこれはやらなければと思い、この場所に立っております。

今日も商品は紹介させていただきます。

ただし、その売上金額はすべて、被災地の方へ寄付させていただくことといたしました。

皆さまの、「何か行動におこさなきゃいけない」という想いをお手伝いさせていただければと思います。

紹介する商品は、いつ何が起こるかわからない状況の中で、皆さまの備えになればという想いから選んだものです。

ぜひご検討いただきご協力いただけますと幸いです。

皆さまにご購入いただいた商品代金は、皆さまの想いをのせて、被災地に大切にお送りさせていただきます。

金額の重さでなく、自分たちにできること、想いを持つこと、何かしらで支援していくことが大事だと考えています。

これからも皆さまの想いに寄り添いながら、ジャパネットは進んでまいります。

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