地元
被災した故郷へ…熊本地震、あの著名人がつづった願いと決意
熊本地震の深刻な被害が明らかになるなか、熊本県出身の著名人が、ネット上で故郷への思いをつづり、エールを送り始めています。自身が被災者となり、不安と戦いながら、前に進む気持ちをつづる人もいます。

熊本地震の深刻な被害が明らかになるなか、熊本県出身の著名人が、ネット上で故郷への思いをつづり、エールを送り始めています。自身が被災者となり、不安と戦いながら、前に進む気持ちをつづる人もいます。
人と人とのつながり、めちゃくちゃ強い
熊本市出身の俳優・高良健吾さんは16日朝、1年9カ月ぶりにブログを更新。「熊本の皆さんへ」と題したメッセージを載せた。「自分の大切にしてる場所が大変なことなってて」と始まるメッセージは故郷の人たちに、こう呼びかけます。
熊本の尊敬するところは
隣にいる人を自然に自分の身内のように大切にできるところだと思います
人と人とのつながりをめちゃくちゃ強く持っていてそれを意地でも大切にしてるところだと思っています
それはめちゃくちゃな強さだから
その心の強さがみなさんの側に常にありますように常に味方でありますように
今は
祈るばかりです
届きますように
この高良さんのメッセージを、やはり熊本市出身の映画監督・行定勲さんがフェイスブックでシェアしました。
そえた一言は「高良、ありがとう!」。
行定監督はフェイスブックで「私は今、熊本にいます。完全に被災してしまいました」とつづり、困難な状況にいることを明かしています。
「両親は南阿蘇に孤立状態です。行こうとしてますが、道がない。かなり厳しい状況で、もどかしいです。今夜は大雨らしいのでかなり心配です」。コメント欄には「負けないで」「頑張って」と励ましの声が多数寄せられています。

自分に出来る事を精一杯
女子プロゴルファーの古閑美保さんも被災しました。地震後、ツイッターで「家族みんな無事、外にでました!」「電気はきました。水は昨日から出ません!余震が強いので家の中には怖くて入れません!」とつづっています。
同じくプロゴルファーの上田桃子さんは15日夜、母親とともに被災した恐怖を「本当に怖くて、母と二人家の中で物が落ちてきたり壊れたり凄い音と揺れの中で必死に立ってました。まさか、まさか熊本が」とブログにつづりました。
この先の不安な日々の事なんて考えられる余裕すらないけれど、熊本の人は強い。
そして、結束力がある県民性です。
私も熊本県民の一人として、自分に出来る事を精一杯していきます。

熊本在住のタレント・井上晴美さんは、自宅が全壊したことをブログで報告。テント生活を余儀なくされていましたが、16日昼には天候悪化の予報を受けて途方に暮れている状況をつづりました。
どこかへいけるとこまでと
考えていますが
ここ周辺の家が道路に横倒しになって
大きな梁が道路を閉ざし
移動は徒歩のみ
あれからヘリコプターずーっと頭上飛んでいますが
わたしはここでーす!!!!!
すーっと通過していってしまう
どうしようもないむなしさ
どうか皆さま、お気をつけて
歌手の森高千里さんも、15日、公式ホームページでメッセージを公表しました。
亡くなられた方、怪我をなされた方がたくさんいらっしゃると聞いて、言葉になりません。
どうかもう被害がこれ以上ひどくなりませんように。
そして避難されてる方が早く自宅に戻れますように祈っています。
まだ余震もかなりの頻度で起こっていて、ほんとうに怖いと思いますが、どうか早く余震もおさまりますように。
週末は天候も心配です。
熊本の皆さん、どうか皆さま、お気をつけてお過ごしください。
