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えっ！「ひざ」じゃなく「かかと」？ 動物園のフラミンゴに驚きの声
広島市安佐動物公園が投稿したフラミンゴの画像が話題になっています。
広島市安佐動物公園が投稿したフラミンゴの画像が話題になっています。膝（ひざ）を折って休んでいるように見えますが、よく見ると人間とは逆に折れ曲がっています。これを見た来園者から「あのフラミンゴ大丈夫なんですか？」と声をかけられ、こう答えたそうです。「多くの方がひざと思っている部分は、実はかかとです。だから、この向きに折り曲げているのはいたって正常なんですよ」。じゃあ、膝はどこにあるのか？ 安佐動物公園に聞きました。
安佐動物公園のつぶやき
3月19日、安佐動物公園のツイッター公式アカウントが、こうつぶやきました。
「お客様から『あの～、これ大丈夫ですか？？』と聞かれました。多くの方がひざと思っている部分は、実はかかとです。だから、この向きに折り曲げているのはいたって正常なんですよ」
お客様から「あの～、これ大丈夫ですか？？」と聞かれました。多くの方がひざと思っている部分は、実はかかとです。だから、この向きに折り曲げているのはいたって正常なんですよ。 pic.twitter.com/rpErFqiAbf
— 広島市安佐動物公園【公式】 (@asa_zoo) 2016年3月19日
膝を人間とは反対側に折って休んでいるように見えたため、来園者が心配して職員に声をかけたそうです。慌てて見に行ったところ、フラミンゴが時折見せる休息の姿勢だったため、一安心しました。
「大人もときどきやりますが、色が白っぽいこの個体は、まだ子どもなのでこうした姿勢をとるのかもしれません」とツイッターに投稿した企画広報係の市川彩代子さんは語ります。
じゃあ膝はどこ？
このツイートに対し、ネット上では「あそこ、かかとだったんですか」「じゃあ膝はどこ」「普段はつま先で立ってんの？」と驚きの声が上がっており、投稿から2日でリツイートは9000を超えました。
それでは、膝はどこにあるのか？ 実は足の付け根近くにあります。「我孫子市 鳥の博物館」が公開している鳥と人の骨組みの比較を見ると、人間の太もものように見えた部分が「すね」で、ふくらはぎに見えた部分が「土踏まず（中足骨）」と書かれています。
つまり、フラミンゴが立っている状態は、人間でいうところの「つま先立ち」にあたるようです。
犬や猫も？
このことについて市川さんは「鳥だけでなく、牛も馬も、犬も猫もそうなんですよ。犬が『お座り』をしている姿は、膝をついているのではなく、かかとをつけている姿勢なんです」と話します。
驚きの声が上がっていることについては「みなさんご存じだと思っていたので反響に驚きました。野生ではじっくり観察できない姿を動物園ではゆっくり見ることができます。ぜひお越しいただいて、注目してください」と話しています。
えっ！「ひざ」じゃなく「かかと」？ 動物園のフラミンゴに驚きの声
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