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ホッキョクギツネ 溝からの脱出テクに「そっち!?」「癒されるー」
北海道旭川市の「旭山動物園」で飼育されているホッキョクギツネが、意外な方法ではしごを登る姿を見せています。ツイッターに投稿されると、その可愛らしくもたくましい姿に注目が集まっています。
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北海道旭川市の「旭山動物園」で飼育されているホッキョクギツネが、意外な方法ではしごを登る姿を見せています。ツイッターに投稿されると、その可愛らしくもたくましい姿に注目が集まっています。
北海道旭川市の「旭山動物園」で飼育されているホッキョクギツネが、意外な方法ではしごを登る姿を見せています。動画が、ツイッターに投稿されると「そっち!?」「癒されるわー。」と、可愛らしくもたくましい姿に注目が集まっています。
その様子は、2月8日の夕方に撮影されました。
来園者のおやびんさん(@denari0529)がカメラを向けていました。
すると、ただ1匹飼われているオスのホッキョクギツネが、飼育スペースを囲んでいる深さ2メートル超の溝に落ちてしまったのです。
ホッキョクギツネは積もった大雪の上をてくてくと歩き・・・たどりついた飼育員用のはしごは、せり出していて、登るのはかなり難しそうです。
ところが・・・・
本日の衝撃映像。
— おやびん (@denari0529) 2016, 2月 8
ホッキョクギツネの階段のぼり(^^) pic.twitter.com/z2MWSLHdEn
ホッキョクギツネは、器用に体をくねらせて、はしごの内側に入り込みます。さらに、はしごに手足だけでなく、ふんぞり返って背中まで引っかけながら登っていくのです。15秒ほどで登りきり、雪山の後ろへと去って行きました。
取材に応じてくれた、おやびんさんによると、ホッキョクギツネが溝に落ちたのを見て「あっ、飼育員さんを呼んで助けてもらわないと」と思ったそうです。
8年前から旭山動物園に通ってきましたが、溝から飼育員に助け上げてもらう姿しか見たことがなかったからです。
なので、自力で這い上がるのを見て、びっくり。カメラを手に「もう一度あの動作やってくれないかなぁ」と観察を続けたところ、狙っていた場面がきれいに撮影できたそうです。
旭山動物園の担当者によると、園でも「はしご登り」に気づいていました。11日には公式フェイスブックで「後追いですが」と、園長自らが撮影した動画を公開しました。
実は、このホッキョクギツネ、ただ一匹で飼われているのには理由があります。2012年11月、つがいで旭山動物園にやってきて、子どもも7匹生まれました。ところが2014年夏、父親のオスを残して、感染症で次々と命を落としてしまったのです。
旭山動物園のホームページによると、ホッキョクギツネは体長53~55センチ。北極圏に生息し「寒さにとても強くー70度でやっと震え始め、ー80度でも耐えることができる」といいます。
寒さをものともせず、いつしかはしごを登る術を覚えた、ホッキョクギツネ。その微笑ましい姿には、生きるたくましさも感じられます。
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