話題
SEALDsも真央ファンも コンビニのネットプリントで共通バナー
「アベ政治を許さない」。コンビニのネットプリントサービスで手軽さから、デモ参加者に広まりました。同じ現象が、フィギュアスケートファンの間でも起きています。
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「アベ政治を許さない」。コンビニのネットプリントサービスで手軽さから、デモ参加者に広まりました。同じ現象が、フィギュアスケートファンの間でも起きています。
安保国会で話題を集めた「アベ政治を許さない」の共通プラカード。コンビニのネットプリントサービスで手軽さから、デモ参加者に広まりました。同じ現象が、フィギュアスケートファンの間でも起きています。デモからフィギュアの熱狂的ファンであるスケオタまで、ネットプリントの可能性が広まっています。
国内外問わず試合会場に足を運ぶスケオタの必須アイテムの一つに応援バナーがあります。試合では、選手の名前や顔が入った手作りバナーが会場を埋め尽くします。
そんな応援風景に変化が起きています。2015年末、札幌市であった全日本選手権。浅田真央選手の応援では、今季のショートプログラム「素敵なあなた」のピンクの衣装の色の「GO MAO!」と書かれたコピー用紙のバナーが会場のあちこちで掲げられたのです。
このバナー、熱心なファンの一人がひな型をつくり、各自がネットワークプリントサービスを利用して、コンビニの複合機で印刷して持ち寄りました。ツイッター上では、「#全日本真央さん応援企画」のハッシュタグつきで拡散されました。会場では各自が持ち寄った紙を持って記念撮影する姿も見られました。
会場もこんなにいっぱいのGoMaoバナーが…自らプリントして現地で配付してくださった皆様、持ってくださった皆様、一緒に応援してるんだ!っていう一体感を味わえました
ありがとうございました✨
#GoMao
#全日本真央さん応援企画 pic.twitter.com/mxlGQy2oGi
— にゃー (@necomori_9) 2015, 12月 27
フィギュアの世界では、応援バナーに選手それぞれ特色があります。羽生選手の応援では、水色やピンク色のタオルをよく見かけます。羽生選手がリンクに登場すると、黄色い声援とともに、「ゆづ色」で会場が染まります。
同じ色のバナーを掲げるのは、今に始まったことではありません。高橋大輔さんを応援するファンは「D1SK」と書かれたタオルを掲げていました。2010年は「黒×白」、2011年「赤×黒」、2012年「黄×黒」、2013年「白×赤」といったように毎年色が変わり、新しいタオルが発売されました。
昔はスケッチブックや段ボールに紙を貼って作ったものが多かった応援バナー。印刷会社で印刷するようになるなど、年々、完成度が上がっていました。
一方でバナーを手作りしたり、印刷会社に発注したりすると、時間もお金もかかります。凝ったバナーを作ろうとすると、針糸を使ったり、パソコンのイラストソフトを使ったりして、夜なべも覚悟しなければいけません。数千円の印刷代がかることもあります。
しかし、ネットプリントならB4で60円、 A3で100円、印刷に数分かかるだけで、気軽に用意することができます。
今回の応援バナー、なんと、浅田選手本人から反応がありました。浅田選手の姉、舞さんのツイッターにお礼の気持ちが書かれていたのです。
「すごく嬉しいです。リンクの中で滑っていてもピンクのバナーが見えました。ファンの方の想いが伝わりました!そして、応援がパワーになりました。本当にありがとうございました!」
①このバナーをたくさんの方々が持っていて嬉しいなぁ😊💕と思っていたら…なんとファンの方が#全日本真央さん応援企画 としてスタートしてくれたみたいなんです!ツイッターで知ることができました✨これは本人に伝えたいと思い、話したところ… pic.twitter.com/jhnk6XIh2s
— 浅田舞 (@asadamai717) 2015, 12月 28
②すごく嬉しいです。リンクの中で滑っていてもピンクのバナーが見えました。ファンの方の想いが伝わりました!そして、応援がパワーになりました。本当にありがとうございました!
との事です☺️✨企画してくれた方に想いが届きますように! pic.twitter.com/cIOhRrRauS
— 浅田舞 (@asadamai717) 2015, 12月 28
自作の歌集をネットプリントで流通させる取り組みも広まっています。定型の文字数がある短歌は、もともとツイッターとの相性がのいい存在でした。2013年には、名古屋市の書店で印刷した歌集を展示するイベントも開かれています。
セブンイレブンは2014年に、各地の観光地図をプリントできるサービス「セブン旅マップ」を始めました。東京・銀座や京都・祇園などの観光スポットなどの情報を、それぞれA3カラー用紙1枚に収めています。価格は税込み100円です。
セブンイレブンによると、ネットプリントサービスの利用件数は、5年前に比べて3倍になっているそうです。同社の担当者は「家庭にプリンタがない人もおり、手軽なネットプリントの活用が広まっている。楽譜やキャラクターのプロマイドなど、今後もコンテンツを充実させていきたい」と話しています。
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