話題
ビリギャル先生が受験生に説く あえてベランダで勉強、その心は
大学入試センター試験まで残り10日を切りました。受験生らを励まそうと、「ビリギャル」の講師・坪田信貴さんが、東京・品川の女子高を訪れ、受験直前期に気をつけるポイントを講演。ゲストに元柔道家でタレントの篠原信一さんとタレントのおのののかさんも登場し、女子高生70人にエールを送りました
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大学入試センター試験まで残り10日を切りました。受験生らを励まそうと、「ビリギャル」の講師・坪田信貴さんが、東京・品川の女子高を訪れ、受験直前期に気をつけるポイントを講演。ゲストに元柔道家でタレントの篠原信一さんとタレントのおのののかさんも登場し、女子高生70人にエールを送りました
大学入試センター試験まで残り10日を切りました。受験生らを励まそうと、「ビリギャル」を1年で慶応大学に合格させた塾経営者・坪田信貴さんが、東京・品川の品川エトワール女子高等学校を訪れ、受験直前期に気をつける三つのポイントを講演。ゲストに元柔道家でタレントの篠原信一さんとタレントのおのののかさんも登場し、女子高生70人を前にエールを送りました。
イベントは大手菓子メーカーの明治が受験生応援イベントとして企画。学年最下位の成績だった「ビリギャル」の慶大合格までをつづった本「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」の著者として有名な坪田さんが、受験を乗り切る「生活習慣」「食生活」「学習法」について、ポイントを紹介しました。
まず生活習慣。坪田さんは、脳の働きは目覚めの3時間後から活発化するとし、試験開始時間の3時間前には目覚める朝型への転換を呼びかけました。また受験本番では、トイレに行きたくなるトラブルも気をつけたいところ。「快適に勉強する『快勉』には『快便』と」とし、朝の快便習慣が体調を保つコツと話しました。
続いて食生活。坪田さんは「受験に勝つ」という語呂合わせから受験前日や当日にトンカツなどを食べることを、胃もたれになる危険性があると指摘します。また、「生ガキを食べて食あたりを起こし、すべり止めの受験校にすべった生徒がいた」と、冬季の名物でもある魚介類や生ものは気をつけてほしいと注意。いつもと違うものは食べないことを呼びかけました。
最後は勉強法。坪田さんは試験本番をイメージすることの大切さ説きます。まず、会場が寒かった、騒音がうるさかった、隣の人の貧乏ゆすりが気になった……といった状況を想定し、「あえて寒いベランダや、家族がいるリビング、テレビつけた部屋で過去問を解いてみよう」と、どんな状況でも集中して試験を受けられる訓練の重要性を話しました。
また、試験中は残り時間との戦いでもあり、焦りは禁物。制限時間80分の過去問を解く場合は、あえて65分で解いてみるなど、自らで時間的負荷をかけると、追い込まれた状況でも焦らない精神状況の練習ができるとし、「本番では余った時間を見直し時間に充てられる」とメリットを強調しました。
坪田さんの講演の後、受験生の応援団として学生服姿の篠原さんとセーラー服姿のおのののかさんが登場。おのののかさんは「恥ずかしい」と言いながらも、女子高生からは「かわいい」「似合っている」などと声が上がりました。
高校時代は柔道漬けで、センター試験という受験制度さえ知らなかったという篠原さん。進学した大学の受験前「先生に名前と受験番号だけ忘れずに書いてこいと何度も何度も言われた」と話して笑わせました。一方、受験生には「全力を出し切ること。そうすれば自分にしか見えない何かが見えてくる」と、2000年のシドニー五輪男子柔道決勝で微妙な判定で敗れた銀メダリストとして、重みのある言葉も届けました。
一方、おのののかさんは「もっと勉強がんばって進学して大学ライフを楽しみたかったな」と自身の進路選択について回顧。受験生に「自分を信じて明るい未来を描いてがんばってください」とエールを送りました。
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