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コワモテ宴会部長の説教が染みる!福岡市の「エコ宴会」推進ポスター
「こんなに料理を残したまま、もう二次会か?」。食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」のゼロを訴えた、福岡市制作の啓発ポスターです。
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「こんなに料理を残したまま、もう二次会か?」。食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」のゼロを訴えた、福岡市制作の啓発ポスターです。
がっしりとした体つきで頭にはネクタイの「宴会部長」がすごみをきかせています。宴会での食べ残しはやめようと訴えた、福岡市による啓発ポスター。「宴会の最後10分間は自分の席に戻っておいしく食べよう」との呼びかけもしています。こうした宴会時の「着席ルール」を提唱している自治体、実は増えてきているんです。
その量、実に642万トン…。まだ食べられるのに捨てられてしまった食品廃棄物、「食品ロス」の国内での量です(農林水産省の2012年度推計)。これは、国連が食糧難に苦しむ国々に援助している総量の約2倍にあたります。あまりにももったいない食品ロスを何とか無くそうと、各地の自治体で施策が進められています。
福岡市は今年10月から「もったいない!食べ残しをなくそう福岡エコ運動」を始めました。市資源循環推進課によると、県内の飲食店での宴会に出された料理の約10%が食べ残されているそうです。福岡市内の事業系ゴミでは食品廃棄物が約20%を占めているというデータもあります。
何とかゴミを減らしたい、もったいない食品ロスをなくしたい――。
そこで今月から登場したのが「宴会部長」ポスターです。鬼の形相をした部長はこう語りかけます。
「おいおいおい。こんなに料理を残したまま、もう二次会か?」
「これじゃあとても、ごちそうさまとは言えないよな。おいしい料理も、みんなと盛り上がる楽しい時間も、しっかり残さず味わいつくす。本当に楽しい宴会ってのは、そういうものだろ?」
「私たちの伝えたいことをパッと分かってもらいたかった」とポスターの狙いを話す市の担当者。「お酒をあちこちについで回って、結局、料理が出された自分の席に戻らずに残してしまうことが多い」と考え、ポスターでは宴会終了前10分間は自席に戻って料理を食べようとも訴えました。
忘年会シーズンには耳の痛くなる宴会部長のお小言ですが、市庁舎内や地下鉄駅などに貼り出したところ、「すごくインパクトがある」といった声が寄せられているそうです。
整理すると、運動の中で福岡市が提唱しているのは以下の3つ。
【かしこい選択、適量注文】食べきれない量を注文しない
【かけ声でお開き前10分間の着席タイム】最後は元の席に戻って料理を食べよう
【感謝をこめて最後にもう一口】たくさんの人の心がこもったおいしい料理をもう一度
これが「福岡エコ3項目」です。担当者は「この冬はできれば3項目の全部、無理なら『感謝をこめて最後にもう一口』だけでもチャレンジしてほしい」と話しています。
宴会時は適量注文に心がけ、家庭では工夫して食材を使い切ろう――。このような自治体による「食品ロス」ゼロ運動のルーツは、06年に「おいしいふくい食べきり運動」を始めた福井県にあります。この時の運動では「宴会開始30分、終了前10分は席を立たない」を呼びかけました。これ以降、同様の趣旨で長野県松本市が「30・10(さんまる・いちまる)運動」を始めるなどし、福井県によると、今では全国の20都県19市に広がっているそうです(今年4月時点)。
忘年会シーズンが始まりました。幹事のみなさま、エコな宴会を周りで広めていきたいですね。
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