お金と仕事
初売りは3日からでいいのでは? 百貨店テナントの提起に賛同相次ぐ
いつの間にか元日や翌2日からが当たり前になっている、お正月の初売り。かつてのように、お正月はしっかり休んで3日に初売りを後ろ倒しする動きがあります。とある百貨店テナントがこういった動きを歓迎する意見をツイッターで述べ、賛同が相次いでいます。
お金と仕事
いつの間にか元日や翌2日からが当たり前になっている、お正月の初売り。かつてのように、お正月はしっかり休んで3日に初売りを後ろ倒しする動きがあります。とある百貨店テナントがこういった動きを歓迎する意見をツイッターで述べ、賛同が相次いでいます。
いつの間にか元日や翌2日からが当たり前になっている、お正月の初売り。かつてのように、お正月はしっかり休んで3日に初売りを後ろ倒しする動きがあります。とある百貨店テナントがツイッターで「売り上げ増よりも労働環境改善を重視してもらった」と、こういった動きを歓迎する意見を述べ、賛同が相次いでいます。
小売業界では、1990年代半ばから休業日を減らす動きが強まり、大半の百貨店がほぼ無休で営業しています。
その一方で、百貨店最大手の三越伊勢丹ホールディングスは今年9月までに、伊勢丹新宿本店や銀座三越など首都圏の8店舗で、来年1月の初売りを3日にすることを決めました。
この決定を受けて洋菓子製造・販売の「銀座ウエスト」は7日、「百貨店にとって稼ぎどきの2日に休業されるという事は、売り上げ増よりも我々テナント社員の労働環境改善を重視していただいたいたものと感謝いたします」とツイッターに投稿しました。
百貨店の初売りと言えば1月2日からと相場が決まっていましたが、来年は三越伊勢丹グループの新宿・銀座・浦和の3店は1月2日迄休業という英断を下されました。百貨店にとって稼ぎ時の2日に休業されるという事は、売上増よりも我々テナント社員の労働環境改善を重視して頂いたものと感謝致します。
— 銀座ウエスト (@ginzawest) 2015, 12月 7
すると、「素敵な会社ですね」といった称賛や、「わ~すごい英断です!ウチの店は365日営業です…テナントなので、逆らえません…」「31日は営業と大掃除を同時にやります。ちなみに元日は朝通常より早く開店し、周りのお店と福袋を販売…休みになったのは、震災の翌日だけ(店内のガラス棚が割れた)です」といった、百貨店などのテナント業者の関係者からと思われる反応が相次ぎました。
銀座ウエストはさらに8日、「いつの日か日本のすべての百貨店・スーパーの従業員が、正月三が日ぐらいご家族とゆっくり過ごせるようにしたいと思うのは、夢物語なのでしょうか」と問題提起。他のユーザーからは、「元日ぐらいはおせちを食いながらゆっくり過ごすべき」といった理解を示す声のほか、「あくまで三越伊勢丹、売り上げのある勝ち組の伊勢丹だからですね」といった冷静な反応も見られました。
これは一朝一夕に出来た事ではなく、平成24年より虎屋の黒川社長はじめ食品業界有志の皆様が一貫して百貨店業界に働き掛けてきた努力の賜物なのです。いつの日か日本の全ての百貨店・スーパーの従業員が正月三が日ぐらいご家族とゆっくり過ごせる様にしたいと思うのは夢物語なのでしょうか。
— 銀座ウエスト (@ginzawest) 2015, 12月 7
三越伊勢丹の大西洋社長は今年9月、「従業員がしっかり休んでこそ、良いサービスができる」と、一部店舗で来年1月2日を休業日にした意図を説明しています。
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