お金と仕事
もこもこ、ぽよーん 全身エアバッグカー、史上最強の「安全性能」
車の世界で画期的なアイデアが形になりました。全体がエアバッグに覆われたエアバッグカー「Flesby(フレスビー)」です。
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車の世界で画期的なアイデアが形になりました。全体がエアバッグに覆われたエアバッグカー「Flesby(フレスビー)」です。
丸みを帯びた、ちょっと可愛らしい車体。もこもこして、触るとぷにゅっと弾力があります。これ、エアバッグです。自動運転など最新のテクノロジーが現実的になりつつある車業界。もっとも大事な技術である安全について、画期的なアイデアが形になりました。ゴムや樹脂の専門メーカーである豊田合成が、30日から一般公開の東京モーターショーにボディー全体がエアバッグに覆われたエアバッグカー「Flesby(フレスビー)」を出展しました。
Flesbyは、2030年ごろを想定した、自動車よりコンパクトで手軽な移動手段となる「超小型モビリティー」のデザインコンセプトモデル。1人乗りの2WDです。
最大の特徴は、ボディーにエアバッグの機能があることです。歩行者と衝突したときの衝撃をボディーが膨らむことで和らげます。一般的なエアバッグは膨らむと元に戻りませんが、Flesbyは膨らんだ後も元に戻るそうです。
エアバッグカー。人にぶつかると、このように膨らむそうです。 https://t.co/XBqexLCpZn
— 篠 健一郎 (@shinoken9) 2015, 10月 29
ボディーにはLEDを内蔵し、周囲に注意を喚起したり方向を指示を伝えたりすることができます。高速道路ではボディーの形状が変化し、空気抵抗を減らして燃費を向上させることも想定しています。
豊田合成の宮崎直樹社長は29日にあったプレス発表会後、報道陣に「自動運転の実現で将来、車同士はぶつからなくなるかもしれないが、まだまだいろんなモビリティーが混在する状況がある。交通事故を減らしていきたいという願いがあるコンセプトカー」と語りました。
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