「女子大生DJ」として人気
“深夜放送ルネッサンス”を掲げてスタートしたAM番組がある。「ミスDJリクエスト・パレード」である。現役女子大生がDJをつとめるユニークな深夜放送として、81年に文化放送で始まった。千倉真理、川島なお美などの人気者が輩出したこの番組は、MTV時代でもラジオが洋楽のヒットに大きく貢献しうるという当たり前のことを再認識させたといえるかもしれない。
出典: 2005年8月5日:村上太一 Taichi Murakami/(Behind the Scene)ラジオDJ ロックといえばラジオだった時代:アエラ
七月七日から始まる日本テレビ系のドラマ「失楽園」(読売テレビ制作)で、ヒロインの凛子役を演じる。高校時代から、原作者の渡辺淳一氏のファンだった。「今回は小説も読みましたし、映画も見ました。激しくて、濃密なラブストーリー。話題性が大きいだけに、ちょっと怖い」。でも背伸びはしない、ときっぱり。「私も女として三十六年間、いろいろな意味で豊かに生きてきた。自分の凛子を演じられればいい」
出典: 1997年6月2日:川島なお美 自分の凛子、艶っぽく(ひと前線):朝日新聞紙面から
川島なお美さん=1993年8月19日
出典: 朝日新聞
名誉ソムリエ、騎士号も
60年、名古屋生まれ。女優。映画「鍵」などに主演。テレビや舞台への出演のほか、小説やエッセーも執筆。01年には日本ソムリエ協会の名誉ソムリエに就任。ボルドーなど仏ワイン産地の騎士号も受けている。
出典: 2008年1月1日:(信州ワインで乾杯)世界を魅する大地のしずく 川島なお美さん:朝日新聞紙面から
ワインをおいしく飲むコツは、まず好きな人と楽しく飲むこと。それから、ブドウ畑の前で作り手と一緒に飲むこと。長野県東御市に、エッセイストの玉村豊男さんが作ったワイナリーがあって、ここでいただくワインは本当においしい。
出典: 2007年9月11日:(日本一のワイン産地で試飲する)山梨・勝沼 :朝日新聞紙面から
グラスを手に取りながら日本酒やワインについて語る川島なお美さん=2007年1月20日、佐賀市
出典: 朝日新聞
「山を越えたら次の山が来て登っている」
病気が見つかったのは昨年8月、同じ「フットルース」の公演中だった。「仕事の予定も詰まっていたし、正直怖かった。腫瘍(しゅよう)がどんどん大きくなって。主人には『命の方が大事』と言われましたが、仕事をやり通してからでも遅くないと思った」手術を受けたのは今年1月。無事に成功した。
出典: 2014年6月18日:がん克服、命ある限り女優 川島なお美さん、9月に名古屋で舞台:朝日新聞紙面から
35周年を迎えた芸能生活は「一本道ではなく、曲がりくねった道を4、5年ごとにシフトチェンジしてきました」と振り返る。けがや病気を経験し、夫も左目が見えなくなった。それでも「山あり山ありで、谷になんて落ちていません。山を越えたら次の山が来て登っている。別の景色が見えたらチャンスと思ってきた」。どこまでも強く前向きだ。
出典: 2014年6月18日:がん克服、命ある限り女優 川島なお美さん、9月に名古屋で舞台:朝日新聞紙面から
女優としての目標は自分自身だという。「おばあちゃんになってからでもいい。まだまだ自分は未完成」。この5年の目標は「あまり頑張らないこと」と話す。「『戒め君』と呼んでいた腫瘍が、酷使してきた体をいたわる大切さに気づかせてくれた。良い意味で力が抜けてきました」
出典: 2014年6月18日:がん克服、命ある限り女優 川島なお美さん、9月に名古屋で舞台:朝日新聞紙面から
愛犬と川島なお美さん=2008年5月29日
出典: 朝日新聞

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