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高田みづえが30年ぶり生歌 「あの時のまま」歌声に称賛の嵐
結婚のため芸能界を引退していた高田みづえさんが今月8日、生放送で歌を披露。ネット上では「抜群の歌唱力」など、驚きの声が寄せられています。
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結婚のため芸能界を引退していた高田みづえさんが今月8日、生放送で歌を披露。ネット上では「抜群の歌唱力」など、驚きの声が寄せられています。
結婚のため芸能界を引退していた高田みづえさんが今月8日、「第47回思い出のメロディー」(NHK)に出演。30年ぶりとなる生放送の歌番組で、デビュー曲「硝子坂」とヒット曲「私はピアノ」を披露しました。NHKホールのステージは、1984年末の紅白歌合戦以来31年ぶり。ご本人は「緊張でどうにかなりそうです」と言っていましたが、多忙なおかみさん業をものともしない往年のままの歌声で、視聴者を魅了しました。ネット上では「抜群の歌唱力」「あれだけの歌声はすごい」など、放送終了後も、その歌声のみずみずしさに驚きの声が寄せられています。
久々の登場でしたが、その歌声は全く衰えていませんでした。現役時代と変わらないパフォーマンスに、ツイッターでは「これだけの声と歌唱力維持してるのすごいすごい」「30数年ぶりであれだけの歌声はすごい」「抜群の歌唱力ですね(^^)」など、称賛の声が相次ぎました。
投稿は番組終了後も続いており、録画していた番組を見た人が毎日のように、高田さんの歌声をたたえる状態になっています。
うわー!30年ぶり?でこれだけの声と歌唱力維持してるのすごいすごい。高田みづえ『硝子坂』(1977)宇崎竜童作品ではこれがいちばん好きかな https://t.co/3aRJPQ6ali
— qqn (@thomauco) 2015, 8月 19
高田みづえさん、30数年ぶりであれだけの歌声はすごい。戻りたいとは思わないけど、何か気になる80年代。
— ジュエル・ケース (@Kou_Ventures) 2015, 8月 14
高田みづえさん、抜群の歌唱力ですね(^^) 荻野目洋子さんも若々しくて!みなさん、お唄がお上手ですね(^^) #mmanng
— ともくん (@LONDON4575) 2015, 8月 12
高田さんは77年、「硝子坂」で歌手デビュー。いわゆる「かわい子ちゃんアイドル」とは違う、バツグンの歌唱力とお笑いのセンスを持ったアイドル――そんな存在でした。
「カックラキン大放送」(日本テレビ)とか、懐かしいなあ……。
85年、当時「南海の黒ヒョウ」と呼ばれ人気力士だった若嶋津関(現・二所ノ関親方)と結婚し、芸能界を引退。同年9月の結婚式はテレビ中継され、視聴率は30%を越えました。
最近あまり見ませんが、あのころは芸能人の結婚式テレビ中継をよく見た気がします。
80年代にあった主な芸能人の結婚式テレビ中継は、こんな感じでした。
挙式日 カップル 挙式 TV局 視聴率
総額 (%)
80.11.19 三浦友和・山口百恵 2億 フジ 30.3
85. 6.24 神田正輝・松田聖子 2億 朝日 34.9
85. 9.27 若嶋津・高田みづえ 1億 朝日 30.2
86.10. 1 森進一・森昌子 3億 日本 45.3
87. 6.12 郷ひろみ・二谷友里恵 3.5億 フジ 47.6
87.10.14 渡辺徹・榊原郁恵 3億 日本 40.1
※朝日新聞1988年5月6日 夕刊から
87年に若嶋津関が現役を引退。高田さんはおかみさんとして部屋を支えます。積極的にメディアに露出することはなく、しかし、おかみさんとしてテレビに出演したり記事になったり……またかつてのヒット曲で「歌手・高田みづえ」としては忘れられることもなく、30年が経過したのでした。
これはおかみさんとしての奮闘ぶりを紹介する、当時の記事です(一部省略)。
■「おかみさん」序ノ口だけど 元歌手・高田みづえさん奮闘中
「いまの私には、母親代わりは無理。だから勝てばいっしょに喜び、くじけそうなときはいっしょに悩んだり。お姉さんにはなれると思うから」
新弟子の大半は、中学卒業と同時に入門する。それまでの親元での生活から一転して、厳しい勝負の世界へ。相撲部屋は先輩-後輩の厳格な序列があるタテ社会。体は大きくても、15歳といえばまだ子どもだ。ホームシックで布団をぬらす新弟子も珍しくない。そんなときに、うれしいのが、おかみさんの親身なひとことだ。
みづえさんも『入門』の経験がある。生まれは鹿児島県揖宿郡頴娃町(えいちょう)。中学3年の時、民放主催ののど自慢大会でレコード会社の目にとまり、卒業と同時に上京。所属事務所の社長宅に住み込んだ。
初めて親元を離れ、心細かった。だが、社長夫人が顔を合わせるたびに声をかけてくれた。それが支えになった。「誕生会」や「クリスマスパーティー」を開いてもらったこともうれしかった。
いま、この経験が生きる。「最近の子どもには、誕生会など珍しくないと思っていたけど、大きなケーキを買ってくると、目をキラキラさせて喜んでくれる」。誕生日のケーキにはメッセージも添える。勝てずに悩んでいる力士には「あなたの涙は見たくない。笑顔を見せて」と、さりげなく励ます。
部屋開きは90年2月。初めてけいこを見た。ショックを受けたのが「また割り」。体に柔軟性をつけるために足を強引に180度開かせる。体の硬い新弟子は激痛に悲鳴をあげる。「『親が見たら連れて帰りたくなる』と聞いていたけど、親でなくても『もうやめさせて』といいたくなる」
しかし、そんな新弟子が1年もたつと、体がぐんと大きくなり、まげも結えるようになる。この成長ぶりを見ると「つい、うちの子はカッコいいな、と思う。身びいきかしら」。
幼稚園児の長男勝信ちゃん(5つ)、長女愛里ちゃん(3つ)のお母さんは、1人3役をこなして、いつも明るい表情だ。
(1992年3月6日 朝日新聞夕刊)
この記事にある2人のお子さんである勝信さん・愛里さんは、二人とも芸能界入りしました。兄の勝信さんは引退されたようですが、愛里さんは「アイリ」としてモデルや舞台女優として活動しています。似てますね!
先日は母娘そろってテレビ出演もしています。
そうそう!ブログのトップ画が変わったので見てくださーい\(//∇//)\♡ pic.twitter.com/xkBQjUXFK8
— アイリ (@airiri22) 2015, 7月 21
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