グルメ
「うなぎパン」爆誕! 白米とサンド 店主「季節感、出したくて…」
うなぎをコッペパンに挟んだ「鰻(うなぎ)パン」を、埼玉県のパン屋さんが販売しました。店主はどんな思いで、珍商品を考えたのでしょうか?
グルメ
うなぎをコッペパンに挟んだ「鰻(うなぎ)パン」を、埼玉県のパン屋さんが販売しました。店主はどんな思いで、珍商品を考えたのでしょうか?
夏バテに効くといわれている鰻(うなぎ)。稚魚のシラスウナギの不漁などで価格が高騰し、なかなか手の届かない食材となっています。そんなうなぎをコッペパンに挟んだ「鰻パン」を、埼玉県のパン屋さんが販売しました。うなぎだけでなく白米まで挟まれており、見た目のインパクトの強さから、ツイッターなどで話題になっています。いったいどんな狙いで開発したのか? 店主に聞きました。
開発したのは埼玉県行田市にあるパン屋「翠玉堂」。8月上旬、翠玉堂のツイッターアカウントが、鰻パンの製造過程を画像つきで投稿しました。
「今年は土用の丑の日が2回あるそうな」
→焼き上がった鰻の画像
今年は土用の丑の日が2回あるそうな。 pic.twitter.com/P7Y0NIn15B
— 翠玉堂 (@suigyokudo) 2015, 8月 2
「日本人は米だと思うんですよ」
→炊きあがった米の画像
日本人は米だと思うんですよ。 pic.twitter.com/67bT71wd6Y
— 翠玉堂 (@suigyokudo) 2015, 8月 2
「ふんふんふん~♪」
→コッペパンに米をサンド
ふんふんふん〜♪ pic.twitter.com/CYuNJueKCL
— 翠玉堂 (@suigyokudo) 2015, 8月 2
「タレは正義」
→米に鰻のタレをかける
タレは正義 pic.twitter.com/zTshGeA0ND
— 翠玉堂 (@suigyokudo) 2015, 8月 2
「鰻パン、堂々完成」
→米の上にうなぎをセット
鰻パン、堂々完成 pic.twitter.com/o9iS5imyWX
— 翠玉堂 (@suigyokudo) 2015, 8月 2
「そして、この空母っぽい何か…」
→完成した鰻パン
そして、この空母っぽい何か… pic.twitter.com/pucWUxzpKG
— 翠玉堂 (@suigyokudo) 2015, 8月 2
「ほら、何の違和感も無い」
→他の商品との比較
ほら、何の違和感も無い。 pic.twitter.com/O6fs8f6IBk
— 翠玉堂 (@suigyokudo) 2015, 8月 2
ツイッター上では「アツアツならうまそう」「鰻だけ挟むという発想はどこへ?」「炭水化物に炭水化物に鰻……これはアリなのか?」と多くの人が話題にしています。
翠玉堂といえば、これまでにも、パンにおせちの具を挟んだ「おせちパン」、大豆を挟んだ「節分パン」、おかゆを詰めた「七草粥パン」といったパンを発売していて、その度に話題になっています。
出し始めて4年目、ついにおせちパンが完売出来ました。
このお正月ジョークに付き合ってくれた粋なお客さん…ありがとう、そしてありがとう。出来てなくて2度も来て頂いたお客さん…ごめんなさい。 pic.twitter.com/TtFk4wGpl5
— 翠玉堂 (@suigyokudo) 2015, 1月 1
本日の惣菜パンは、節分パンです。
去年より、人を寄せ付けない仕様になっております。
柊ごとイケる人は鬼。 pic.twitter.com/kTKPP9LwP6
— 翠玉堂 (@suigyokudo) 2015, 2月 1
昨日、七草粥を食べてない人へ送る七草粥パン pic.twitter.com/1l0JTAwuLZ
— 翠玉堂 (@suigyokudo) 2015, 1月 8
今回はどんな思いで「鰻パン」を販売したのか? 店主の平川真之さんに話を聞きました。
――何個ぐらい販売したのですか?
「鰻1匹使ったもの(2500円)が1個、4分の1使ったもの(700円)が4個の計5個です。いずれも完売しました」
――鰻パンは今年が始めてですか?
「去年もやりました。そのときは、鰻屋さんのうな重を使って小さいやつを8個作りました。完全に赤字です。そこで今回はスーパーで買った国産うなぎを使っています。それでも、ほとんどもうけはありません」
――なぜ、鰻だったんですか?
「パンって季節感がないんです。そば屋さんは年越しそば、ケーキ屋さんはクリスマスケーキ、鰻屋さんは土用の丑の日といった風に、それぞれの商品が売れる時期があります。パンにはそれがないので、それなら行事に合わせて商品を出したらいいと思い、鰻パンやおせちパンを作ったんです」
――どんな人が買っていくんですか?
「今回の鰻パンについては、常連さんではありませんでした。ツイッターとかを見て、買いに来てくれたのかもしれません」
――次はどんなパンを出す予定ですか?
「秘密です。もちろん、考えていますけどね」
1/22枚