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新幹線の不満「安全対策」が急増 自殺事件で敏感に 1位は「座席」
インターネット上に投稿された新幹線への不満を調べたところ、「自殺事件などの事故が怖い」が急上昇していることがわかりました。
![停止した東海道新幹線「のぞみ225号」。携帯で連絡を取る人たちの姿が見られた=6 月30日、神奈川県小田原市、諫山卓弥撮影](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/storage.withnews.jp/2015/07/16/9/42/94295f80-l.jpg)
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インターネット上に投稿された新幹線への不満を調べたところ、「自殺事件などの事故が怖い」が急上昇していることがわかりました。
インターネット上に投稿された新幹線への不満を調べたところ、「自殺事件などの事故が怖い」が急上昇していることがわかりました。2015年6月30日に焼身自殺をはかった71歳男性を含む2人が死亡した事件を受け、安全への関心が高まったようです。一方、不満の1位は「座席の配置」でした。
調査は、不満についての投稿を買い取るネットサービス「不満買取センター」に6月26日から7月10日の期間、実施しました。集まった不満のうち、新幹線に関する2687件の不満を分析しました。その結果、事件前はゼロ件だった「安全」への不満が、事件後は一気に218件に急増。全体でも3位に入る量になりました。
寄せられたのは、次のような不満でした。
「テロなどで窓が開けられないことで煙の換気が出来ないのは問題じゃないか」
「緊急停車した時、自動で1号車と2号車を切り離せれば、煙の二次被害は避けられたのに」
「スプリンクラーをつけるとか、真ん中あたりに避難用ドアをつけるとかしてくれないと怖い」
一方、不満の1位になったのは「座席配置への不満」でした。
投稿された不満を見ると「前の人がいきなり倒してくるのが怖い」「3列シートの真ん中は辛い」などが目立ちました。また、窓際の席から通路に出るとき、通路側に座っている人を気にしてしまう不満もありました。
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