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コカ・コーラのくびれボトル、ついにアルミ化 曲線の元ネタはあの豆

コンビニや自販機などでなじみ深いコカ・コーラ。100年の歴史で初めてとなるアルミ製ボトルが7月に導入されます。コカ・コーラといえば、独特のくびれがある「コーク・ボトル」。アルミ製が浸透すれば、その印象が一変するかもしれません。

コカ・コーラの歴代ボトル
コカ・コーラの歴代ボトル 出典: 日本コカ・コーラ

 コンビニや自販機などでなじみ深いコカ・コーラ。100年の歴史で初めてとなるアルミ製ボトルが7月に導入されます。コカ・コーラといえば、独特のくびれがある「コーク・ボトル」。アルミ製が浸透すれば、その印象が一変するかもしれません。

7月に国内導入されるスリムボトル(右は「ゼロ」)
7月に国内導入されるスリムボトル(右は「ゼロ」) 出典: 日本コカ・コーラ

1915年、あのボトルが誕生

 1886年、薬剤師をしていたジョン・ペンバートン博士が、独特の甘い香りのするシロップを作り、友人で会計士のフランク・ロビンソン氏によって「コカ・コーラ」と名づけられました。
 そして今年は、コカ・コーラを象徴する独特のくびれを帯びたボトルが1915年に誕生して100周年となります。

コカ・コーラの最初のボトルとなる原型のボトル
コカ・コーラの最初のボトルとなる原型のボトル 出典: 日本コカ・コーラ

くびれの再現が難しかったアルミ製

 アルミ製ボトルは、2005年に米国で導入されました。ただ、くびれをアルミで再現するのが難しく、新たな設備投資によって10年遅れで国内に導入されることになりました。
 アルミ製ボトルの導入によって廃止される缶やボトルは当面ないといいます。
 国内では、1982年にペットボトル容器が導入されて以来の新素材となります。

1964年に発売されたホームサイズ(500ml)の広告
1964年に発売されたホームサイズ(500ml)の広告 出典: 日本コカ・コーラ
1982年に国内初導入された大型ペットボトル
1982年に国内初導入された大型ペットボトル 出典: 日本コカ・コーラ

模倣品との差別化がきっかけ

 コーク・ボトルの誕生は、模倣品との差別化が理由でした。
 1886年の誕生当初、コカ・コーラは「ソーダファウンテン」(薬局と喫茶店、お菓子屋をひとつにした当時の独特の店)でグラス売りされていました。
 その後、びん詰めで販売されるようになり、流通経路が拡大。多くの人が手にするようになりました。
 しかし一方で、その人気にあやかった模倣品が増えてきたことが頭を悩ませました。
 当時はフランチャイズで全米各地にコカ・コーラの工場ができましたが、ボトルのサイズや形はバラバラで、模倣品との区別も困難でした。

色も形状もバラバラだった1900年代初頭のコカ・コーラのボトル
色も形状もバラバラだった1900年代初頭のコカ・コーラのボトル 出典: 日本コカ・コーラ

「触っただけでわかる曲線」

 そこで1915年、「暗闇で触っても地面で砕け散っていても『コカ・コーラ』のボトルだとわかるもの」をコンセプトに、新しい形状のボトルが開発されました。
 百科事典に載っていたカカオ豆のイラストにヒントを得て、あの独創的なくびれが誕生しました。
 せっかくの新デザインが模倣されるのを避けるため、意匠登録の申請書には「コカ・コーラ」のロゴをあえて入れない、という念の入れようでした。
 その後、材質がペットボトルやアルミなどに多様化していきますが、「暗闇で触っただけでわかる曲線を描いた輪郭」は継承され続けています。

ボトルのデザインのヒントとなったカカオ豆のイラスト
ボトルのデザインのヒントとなったカカオ豆のイラスト 出典: 日本コカ・コーラ
コカ・コーラのボトルの原画スケッチ
コカ・コーラのボトルの原画スケッチ 出典: 日本コカ・コーラ
意匠登録の申請書に描かれたデザイン。模倣を避けるため、コカ・コーラのロゴは記されていない
意匠登録の申請書に描かれたデザイン。模倣を避けるため、コカ・コーラのロゴは記されていない 出典: 日本コカ・コーラ

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