話題
Romeoさんからの取材リクエスト
箱根の火山活動を観測している「気象庁機動観測班」ってどんな集団?
噴火現場に出向きデータ収集 「火山機動観測班」ってどんな集団?
活発な火山活動が続く神奈川県の箱根山。気象庁から「火山機動観測班」が派遣されました。この「火山機動観測班」、どんな任務を帯びているのしょう?
話題
箱根の火山活動を観測している「気象庁機動観測班」ってどんな集団?
活発な火山活動が続く神奈川県の箱根山。気象庁から「火山機動観測班」が派遣されました。この「火山機動観測班」、どんな任務を帯びているのしょう?
箱根の火山活動を観測している「気象庁機動観測班」とは?
どういう時に、何をするのか? Romeo
活発な火山活動が続く神奈川県の箱根山。気象庁からは、通常の観測チームとは別に「火山機動観測班」が派遣されました。この「火山機動観測班」、いったいどんな任務を帯びているのでしょう?
気象庁は国内に110ある活火山のうち47を常時監視しています。地震計や監視カメラ、空振計、地殻変動を調べるGPS観測装置で、異常がないかをモニターしています。
しかし、火山活動の場所は、常時監視している地点とは別の所で起きることもあります。そうなると、普段、モニターしている観測データだけでは足りなくなる場合があります。そんな時こそ「火山機動観測班」の出番です。
「火山機動観測班」は、監視の別動隊として現地に出向いて観測します。常時、観測しているデータとは別に、箱根山ように活発化した火山を調べるのが任務です。臨時の地震計を設置するなどして、詳細なデータを収集します。
「火山機動観測班」は2~3人でチームを組み、普段の観測ではリーチできない場所に出向きます。そして、噴煙を観察するカメラ、マグマの動きなどによる地殻変動を探るGPS(全地球測位システム)などを設置し、インターネットなどで気象庁に随時送ります。
また「火山機動観測班」は、年に数回、定期的なルートでの観測も行っています。