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IT・科学

SNS最強メディア「ナショジオ」 1日158万件の「いいね!」

SNSが最も強いメディアは、米ナショナルジオグラフィック。そんな調査結果が発表されました。1日158万件の「いいね!」を稼ぐその実力とは。

ナショナル・ジオグラフィック2015年5月号
ナショナル・ジオグラフィック2015年5月号

目次

 世界で最もSNSを使いこなしているのは、写真やグラフィック中心の老舗学術誌「National Geographic(ナショナルジオグラフィック=ナショジオ)」。そんなレポートが発表されました。SNS上で投稿に対する「アクション」の数は約5億8千万件。1日あたり158万件余りの「いいね!」などがされた計算に。米国で人気があるNBAやNFLなどのスポーツサイトなどを抑え、堂々の1位でした。

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Shareableeのレポート「State of Social Media in the U.S. 2014」
Shareableeのレポート「State of Social Media in the U.S. 2014」 出典:Shareablee

メディアの中でも際だつ「強さ」

 レポート(http://insights.shareablee.com/shareablee-fact-book)は、ソーシャルメディア分析を手がける米国の「Shareablee」が発表しました。フェイスブック、ツイッター、インスタグラムを対象に、「いいね!」やコメント、リツイートなどのユーザーの反応を「アクション」として集計しました。
米国ブランドのアクション数TOP5
米国ブランドのアクション数TOP5

 メディアに特化したランキングでは、2位の「HUFFINGTON POST」のアクション数は1億2千万余りで、ナショジオの2割強にとどまります。メディアの中でいかにナショジオが、SNSユーザーからの反応を獲得しているかを物語っています。

鉄板は動物の赤ちゃん

 米IT調査会社「コムスコア」は、「Shareablee」の調査結果から「ナショジオの高いクオリティの写真、とりわけ野生動物や動物の赤ちゃんの写真がSNS上で盛んに共有されている」と分析しています。また1投稿あたりのSNS上での「アクション」が、平均で5万9千件近くと高いことにも注目しています。

主戦場はインスタグラム

 そんなナショジオですが、SNS上のアクションのほとんどが、画像共有サービスのインスタグラム上で行われているのも大きな特徴です。
 「Shareablee」のレポートによると、ナショジオの投稿へのアクションのうち約9割にあたる約5万2千件は、インスタグラム上での「いいね!」とコメントで占められているそうです。
 「動物の赤ちゃん×インスタグラム」といった相性の良い組み合わせが、相乗効果を生んでいるともいえそうです。
 
 以下、ナショジオのインスタグラムから、印象的な動物の赤ちゃんの投稿をご紹介します。

 まずはオランウータンの赤ちゃん。インドネシアの西カリマンタンにある国際動物救護団体の施設で撮影されたものです。この施設では、保護したオランウータンの野生復帰にも取り組んでいるそうです。

 続いて、パンダの赤ちゃんです。中国・四川省の碧峰峡パンダ保護センターで撮影したそうです。 50万件もの「いいね!」を集めています。

 最後はアザラシの親子です。アザラシは臭いで自分の子どもを見分けると言われますが、母親が子どもに鼻を寄せているしぐさを見事にとらえています。カナダのセントローレンス湾で日没時に撮影されたそうです。

動物の赤ちゃんへの共感は万国共通!?

 生き生きとした動物の一瞬をとらえたナショジオの写真が、ユーザーの支持や共感を集めているのはもちろんですが、やはり国や言葉を違えども愛くるしい動物の赤ちゃんが「鉄板コンテンツ」であることは万国共通のようです。
 ナショジオのインスタグラムには、動物に限らず、自然風景や人物など様々な写真が投稿されています。自然の壮大さや様々な人々の営み、文化の多様性などを物語る写真が並んでいます。

出典:ナショナルジオグラフィックのインスタグラム

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