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モナ・リザは3Dアート? 謎の名画に新たな謎 尽きない新発見
モナ・リザは「3Dアート」だった? 世界的な名画をめぐって、そんな新説が出ています。尽きない新発見は、テレビの鉄板ネタにもなっています

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モナ・リザは「3Dアート」だった? 世界的な名画をめぐって、そんな新説が出ています。尽きない新発見は、テレビの鉄板ネタにもなっています
モナ・リザは「3Dアート」だった? 世界的な名画をめぐって、そんな新説が出ています。これまでにも「もう1枚あった」「両端は切断された」など、数々の謎に包まれてきました。天才レオナルド・ダビンチにとっては、科学的な実験の場でもあったようです。尽きない新発見は、テレビの鉄板ネタにもなっています
「3Dアート」説が飛び出したのは、9日に放送された「世界!極限アーティストBEST20」(日テレ系)です。モナ・リザはルーヴルのほかに、スペイン・プラド美術館にそっくりな絵があり、同じ絵の具が使われています。
番組では、ダビンチは複眼で見ることについてのメモを残していたと紹介。二つの絵が視点をわずかにずらして描かれていることと合わせて、絵は対象を立体的にとらえるための挑戦だったと解釈できるとしました。
モナ・リザをめぐっては、これまでにも数々の謎が指摘されてきました。
番組でも紹介されたプラド美術館の作品は、1913年に英国で見つかり、40年以上、スイスの銀行が保管していました。2012年11月、ルーブル美術館の「モナ・リザ」より10年ほど前に描かれたダビンチ自身による未完作(みかんさく)と鑑定されました。
顔の比率や描き方が同じで、10歳ほど若いとされています。
左右の端を切断されているのではないか、という謎もあります。柱があったらしいと言われており、絵の両端に柱の台座の先端が、こぶのようにちらりと描かれています。一方で、ポプラ板に描かれた絵の側面には切断されていたら残っているはずのない絵の具がついているという説もあります。
実は未完成という説もあります。レオナルド・ダビンチが死ぬまで絵を手元に置き、描き続けたからです。また、依頼者や描かれた目的についても多くの不明な点が残っています。
謎が多いだけに、テレビにはたびたび取り上げられています。9日の放送だけでなく、2005年3月には、「超時空ミステリー! 世紀の天才 ダ・ヴィンチ 最大の謎と秘密の暗号」(フジ系)で、「ニース版モナリザ」と呼ばれる絵が紹介されました。
同じく2005年3月に放送された「ビートたけしの歴史的大発見 名画モナ・リザはもう一枚あった!」(日本テレビ系)では、同じ作品について「レオナルドの弟子たちが模写したと考える方が妥当」という専門家の声を紹介しました。
2006年4月の「迷宮美術館」(NHK)では、俳優の段田安則、住吉美紀アナウンサーの司会で、「モナ・リザ」の技巧が紹介されました。
2008年11月の「ザ・ベストハウス123」(フジ系)は、モナリザの表情が、なぜ謎めいて感じられるかを、脳科学者の茂木健一郎氏が脳科学的見地から説明しました。
2014年3月には、「ビートたけしの超訳ルーヴル2014」(日テレ系)で、大泉洋氏がルーヴル美術館の隠し通路や、モナリザの「値段」が記された文書をリポートしました。