話題
名無しさんからの取材リクエスト
ハラル対応の映画館、カラオケ、結婚式場など、新しいタイプのハラル認証サービス業について知りたい。
レストランだけじゃない「ハラル」 化粧品を開発、お正月には・・・
アルコールや豚由来の原料を使わないイスラム教徒向けの「ハラル」は、レストランだけではありません。最近では、新たなビジネスチャンスと捉えた企業が、化粧品を開発しています。
取材リクエスト内容
ハラル認証のレストランが増えてますが、新しいタイプのハラル認証のお店やサービス業の会社って出てこないんですかね？
ハラル対応の映画館、カラオケ、結婚式場などなど？？
名無し
記者がお答えします！
アルコールや豚由来の原料を使わないイスラム教徒向けの「ハラル」は、レストランだけではありません。最近では、新たなビジネスチャンスと捉えた企業が、化粧品を開発しています。
日本の中小メーカー「ハラル化粧品」に挑戦
ハラルは「認められた」という意味のアラビア語です。イスラム法は豚やアルコールを不浄として禁じています。そこで、各国の認証機関からハラルの認証マークを得た食品などが販売されており、イスラム教徒にとって購入の重要な判断材料になっています。
「ハラル化粧品」を作ったのは、日本の中小の化粧品メーカーが中心のグループです。石田香粧（東京都台東区）は、イスラム教徒の女性は1日5回のお祈りの時間にメイクを落とす、スカーフを外したときに顔の日焼けが目立つことを気にして美白に関心が高い――。そんな話を聞いて、UVクリームなどの製造に乗り出しました。
もともと自然由来の原料が多く、ハラルに近い製品を作っている自負もある。約30人の従業員を率いる石田尚志社長（59）は「中小、零細企業であっても、パイプがあれば販路を築けるのではないか。専用の認証工場をつくるのが一つの夢、目標です」と、2020年の東京五輪のころを実現の時期に見据える。
2014年12月6日：（地域発・企業発）化粧品、イスラム開拓の夢 豚・アルコール不使用「ハラル」：朝日新聞紙面から
大手メーカーは慎重
化粧品の大手メーカーは「ハラル化粧品」に慎重です。マンダムやポーラはインドネシアやマレーシアなどへ売り込むが、ハラル対応はしていません。マンダム広報IR室は「食品ほどハラルにこだわらない人もいる」としています。
大手化粧品会社は、慎重だ。資生堂はベトナムの工場で12年にハラル認証を取り、マレーシアで「Za（ジーエー）」というブランドでスキンケア28商品の販売を始めた。試験販売は続けるが、今後の展開は未定という。
2014年12月6日：（地域発・企業発）化粧品、イスラム開拓の夢 豚・アルコール不使用「ハラル」：朝日新聞紙面から
「おせち」登場
一方、「ハラル料理」は進化をしています。2014年12月には東京・赤坂に「東京ハラルレストラン」がオープン。店に酒類は置かず、イスラム教徒の店員がいます。30食限定で「ハラルおせち」も3万円で売り出しました。「酒とみりんの代わりに砂糖と蜂蜜を使った」そうです。
