グルメ
吉田類、驚異のコミュ力 初対面の客とも瞬時に顔なじみ 酒場放浪記
「吉田類の酒場放浪記」は、酒場のお客さんと瞬時に仲良くなってしまう吉田類さんのコミュニケーション能力が印象的です。事前の打ち合わせはないのか。プロデューサーに聞いてみました。
グルメ
「吉田類の酒場放浪記」は、酒場のお客さんと瞬時に仲良くなってしまう吉田類さんのコミュニケーション能力が印象的です。事前の打ち合わせはないのか。プロデューサーに聞いてみました。
「吉田類の酒場放浪記」(BS―TBS)に出演している吉田類さん。番組で訪れる酒場でお客さんと瞬時に仲良くなってしまうコミュニケーション能力の高さに驚かされます。事前の仕込みはないのか。プロデューサーに聞いてみました。
「吉田類の酒場放浪記」は、ライター・イラストレーターの吉田さんが各地の居酒屋を巡る番組です。他に目立った仕掛けはなく渋い内容ですが、徐々に人気が出てきて、今や「オヤジの月9」と言われるほどになりました。地上波と違って予算をかけられないBSですが、逆にそのシンプルさが新たな魅力になっています。
番組では、これまでに600店以上を紹介してきました。立ち飲みブームの先駆けとなり、大衆酒場と若者、女性を近づけた「元祖ぶらり系番組」と言われています。収録中は気ままに飲んで食べるというスタイルを貫いています。2013年には放浪から10年を記念してお宝映像満載の特別DVDが発売されました。
番組が8年を迎えた2010年、吉田さんはその魅力をこう述べています。「酒と肴(さかな)がうまいのが大前提ですが、何よりもお客さんの笑顔が大切。心から満面の笑みをたたえているかで店の評価は決まります」。店の常連客と顔なじみのように飲む吉田さんの姿は、番組には無くてはならない柱になっています。
番組に仕込みは一切ありません。出演している人たちは、たまたま居合わせたお客さんです。番組の牛久保剣プロデューサーによると、台本もなく、すべては出たとこ勝負だそうです。「酒を酌み交わすとあっという間に打ち解けて、絶妙な間合いで会話を弾ませる」そうです。