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Suica騒動 JR東日本、教訓学ばず 2年前の映像ショーも殺到
JR東日本の東京駅開業100年を記念したSuicaの販売で来場者が殺到した問題、実は2012年にも同じようなトラブルが起きていました。丸の内駅舎に映像を投影するショーで、想定以上の見物客が訪れ、残り期間を残して打ち切りになっていました。
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JR東日本の東京駅開業100年を記念したSuicaの販売で来場者が殺到した問題、実は2012年にも同じようなトラブルが起きていました。丸の内駅舎に映像を投影するショーで、想定以上の見物客が訪れ、残り期間を残して打ち切りになっていました。
JR東日本の東京駅開業100年を記念したSuicaの販売で、来場者が殺到した問題。実は2012年にも同じようなトラブルが起きていました。東京駅丸の内駅舎に「プロジェクションマッピング」の手法で映像を投影するショーで、想定以上の見物客が訪れ、残り期間を残して打ち切りになっていました。
JR東日本は12月20日、「東京駅開業100周年記念Suica」を発売しました。しかし、購入希望者の混雑が激しくなったため、途中で販売を中止。1万5千枚が用意されましたが、販売を中止した午前9時40分時点で、8090枚は既に売られていました。JR東は後日、改めて販売するとしていますが、時期と枚数は未定です。
JR東は、記念Suicaの発売を知らせるポスターに「前日から列にお並び頂くことはできません」と告知しましたが、実際は徹夜組も多くいました。20日未明には希望者が約1500人に急増。JR東東京支社の広報担当者は「収拾がつかず、(列に並ぶのを)断れるような状況ではなかった」と話しています。
記念Suicaは赤れんがの丸の内駅舎をデザインしたもので、1枚2千円。1人3枚まで購入できるはずでした。20日朝には、駅前には9千人以上が並び、当初予定より46分早い午前7時14分に販売を開始しました。それでも駅前は人であふれかえり、午前9時40分に販売を中止しました。中止の決定に、大勢の人が「なぜ買えないのか」とJR社員らに詰め寄っていました。
実は同じ騒動は2年前にも起きていました。駅舎をスクリーンに見立て、コンピューター・グラフィックスの映像を投影する「プロジェクションマッピング」ショーが、2012年9月、企画されました。しかし、初日に3回だった上映回数は2回で打ち切りに。12月21日から28日にも同じイベントが開催されましたが、23日に予定より早い時間に終了、24日以降の開催も取りやめました。いずれも想定以上の見物客が訪れてしまったのが理由でした。
東京駅開業100年を祝う日に、自ら水を差したかたちになったJR東日本。しかも、同様のトラブルを2年前にも経験していたことに、批判の声が出ています。
東京駅100周年Suicaの販売にあたって問題だったのは次の通り。過去のプロジェクションマッピングなどの教訓を全く生かさず、資材も警備員も全く投入しなかったこと。徹夜禁止をポスターに書いておきながら事実上認めたこと。販売打切りまでに入手できたのは主に徹夜組だったこと。
— おとてつ (@ototetsu_kan) 2014, 12月 20
また、今回の記念Suicaをオンラインで発売しなかった点を問題視する意見も出ています。
こういうのもう、全部ネットで受付にして抽選にでもすれば? =東京駅の100周年記念Suica販売中止に怒りの声「JR許せない」 #ldnews http://t.co/fBgXsG4dwV
— 田端 信太郎 (@tabbata) 2014, 12月 20