話題
沖縄1区で共産が議席 知事も異例の応援、反辺野古移設でタッグ
沖縄1区で共産の赤嶺政賢氏が選挙区での当選を確実にしました。自民党沖縄県連幹事長だった翁長雄志知事が、共産候補の赤嶺氏の応援演説をするなど、異例の選挙戦となりました。
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沖縄1区で共産の赤嶺政賢氏が選挙区での当選を確実にしました。自民党沖縄県連幹事長だった翁長雄志知事が、共産候補の赤嶺氏の応援演説をするなど、異例の選挙戦となりました。
沖縄1区で共産の赤嶺政賢氏が選挙区での当選を確実にしました。自民党沖縄県連幹事長だった翁長雄志知事が、共産候補の赤嶺氏の応援演説をするなど、異例の選挙戦となりました。
赤嶺氏の応援演説には、自民党沖縄県連幹事長まで務めた翁長雄志・沖縄県知事が駆けつけました。これは、知事になってから初の政務でした。翁長氏は「新辺野古基地は造らせない。衆院選で赤嶺さんを当選させることが、改めて民意を突きつけることになる」と訴えました。
なぜ、そんなことが起きたのか。米軍普天間飛行場の県内移設をめぐって、県内では反対の声があがっていました。これを押し切る形で、自民の推薦を受けた仲井真弘多・前知事が立候補。那覇市長だった翁長氏が移設反対を掲げ、自民系の一部、共産、社民など党派を超えた「オール沖縄」を掲げて圧勝しました。対立するはずの保守と革新を結びつけたのが、反辺野古移設だったのです。
共産の赤嶺氏側も、自民に対抗するための「オール沖縄」に配慮をしました。翁長氏の選挙事務所を「居抜き」で借り、のぼりは共産の「赤」にこだわらず、知事選で翁長氏が使ったのと同じ、緑地に赤文字にしました。自民系の那覇市議団「新風会」の金城徹会長は、「君はいつから共産党になったのか」と言われながらも赤嶺氏を応援しました。
その結果、沖縄の4つの選挙区では自民のすべての候補の落選が確実に。1区では共産の赤嶺氏が選挙区での当選確実となりました。