お金と仕事
プリクラ、「小顔・デカ目」路線に変化が! 素材いかす補正とは?
SNSで見かける「自撮り」ですが、原点にはプリクラの存在がありました。小顔・デカ目機能から、最近はナチュラルな「補正」がブームになっています。
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SNSで見かける「自撮り」ですが、原点にはプリクラの存在がありました。小顔・デカ目機能から、最近はナチュラルな「補正」がブームになっています。
SNSで見かける「自撮り」ですが、原点にはプリクラの存在がありました。誕生したのは1995年で、まもなくハタチを迎えます。小顔・デカ目機能が「本人の顔じゃない・・・」ほど進化し、最近はナチュラルな「補正」がブームになっています。
プリクラが誕生したのは1995年です。ゲーム会社「アトラス」(当時)の女性社員のアイデアでした。セガ・エンタープライゼスとの共同開発で「プリント倶楽部」が誕生しました。
しかし、最初の評判は散々でした。当時のゲームセンターは「男の世界」だったので、女子との接点がなかったためです。
クレームの嵐だった評判を挽回しようと、全国で実演を繰り返しました。1995年9月に鹿児島の商業ビルに設置したところ行列に。その後はクチコミで評判が全国に広がりました。
撮った写真を交換したり、友だちと見せ合う「プリ帳」は女子の必須アイテムになりました。写真を撮って共有する、これはSNSの原点ともいえる現象でした。
デカ目や小顔など、機能はどんどん進化しました。「補正」は行き着くところまで来て「本人の顔じゃなくってしまった」レベルに。そして最近では素材を生かしたナチュラルな「補正」が人気になっています。顔の輪郭を整えるなどの補正が自動で施され、個人の素材をいかした可愛さを表現できる機能が注目されています。これはすべて女子の欲求に応えた結果の進化でした。
自分の写真をSNSにアップして、友だち同士で共有する。SNSは現代のプリ帳ともいえます。写り方や補正機能を熟知した「プリ世代」の基準は、写真補正アプリにも生かされています。自分の交友関係や、センスなども浮かび上がるという意味でも、プリクラとプリ帳は、フェイスブックやツイッターなどSNSにつながる現象だったといえます。
プリクラじゃないDeath pic.twitter.com/7QXEJevasf
— きゃりーぱみゅぱみゅ (@pamyurin) 2014, 11月 29