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エボラ発見者が警告、最も危険な瞬間 「問題は防護服を脱ぐ時だ」
エボラウイルス発見者の一人で、ロンドン大学衛生熱帯医学大学院学長のピーター・ピオット博士(65)が、1人の感染者からでも大規模感染につながるエボラの脅威について語りました。
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エボラウイルス発見者の一人で、ロンドン大学衛生熱帯医学大学院学長のピーター・ピオット博士(65)が、1人の感染者からでも大規模感染につながるエボラの脅威について語りました。
エボラウイルス発見者の一人で、ロンドン大学衛生熱帯医学大学院学長のピーター・ピオット博士(65)が、1人の感染者からでも大規模感染につながるエボラの脅威について語りました。
ピオット博士によると、減少に向かっていたギニアでは、1人の葬儀に集まった人から再び感染が拡大したそうです。ピオット博士は「最後の1人まで気が抜けない」と強調しました。
エボラウイルスに接触する危険性が最も高いのは、感染して死亡した人の遺体です。「難しい問題は医療関係者らが防護服を脱ぐ時だ。国境なき医師団(MSF)では、脱衣を監督するようにしている」と話しました。
国境封鎖などで感染地を孤立化させることには否定的です。支援を困難にし、感染克服を阻害すると指摘する。「経済活動は止まり、貧困は拡大し、国が普通の機能を失ってしまう。保健衛生の問題ではなく、もはや人道危機だ」と話しました。
エボラウイルスが変異して感染力が強まった可能性については「変異したという証拠は何もない」と否定しました。今回の大規模感染は初動の遅れに原因があると指摘。「変わったのはウイルスではなく、人の対応だ」としました。