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負けこむと叱られる タイガース御用達の宮司が捨てた過去
西宮市の広田神社は、タイガースゆかりの神社として知られています。宮司の西井璋(あきら)さん(67)、今はトラ一筋のファンとして日本一に祝詞を読みあげる日々です。しかし、西井さんには20歳の頃に捨てた過去がありました。
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西宮市の広田神社は、タイガースゆかりの神社として知られています。宮司の西井璋(あきら)さん(67)、今はトラ一筋のファンとして日本一に祝詞を読みあげる日々です。しかし、西井さんには20歳の頃に捨てた過去がありました。
西宮市の広田神社は、タイガースゆかりの神社として知られています。宮司の西井璋(あきら)さん(67)、今はトラ一筋のファンとして日本一に祝詞を読みあげる日々です。しかし、西井さんには20歳の頃に捨てた過去がありました。
広田神社は、タイガースとの縁が深く、球団創立翌年の1936年から毎年、球団関係者が必勝祈願のため参拝しています。参拝の日には大勢のファンが集まることでも知られています。
岡山県新見市出身の西井さん、実は元巨人ファンでした。少年時代は国松彰選手に憧れ、ラジオの野球中継を夢中で聴いたそうです。ちなみに国松選手は、同志社大を経て、巨人に入団。V9前期の外野手として活躍。コーチや2軍監督も務めました。
そんな西井さんでしたが、20歳で奉職したのが西宮市の西宮神社でした。「本物の兵庫県民になるためにはタイガースファンにならなくては」と誓い、巨人ファンの過去を捨てました。
52歳の時、タイガースとの縁がさらに古い広田神社に移ります。球団創設の翌年から球団関係者が祈願に訪れる神社だけに、チームの成績が悪いと「祈りが足りない」と叱責されることもあるそうです。
今では「脇目もふらず、阪神一筋です」という西井さん。試合に合わせ、神社本殿で深々と頭を下げ、必勝祈願の祝詞(のりと)を読み上げています。「福岡まできっと祈りは届く。今後の試合もしっかり見届けたい」と、気合十分です。