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赤木屋珈琲、今月末で閉店 老舗証券会社から転業、3年で幕
証券会社が経営するコーヒー店として話題になった、東京・日本橋の「赤木屋珈琲」が、10月いっぱいで閉店します。
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証券会社が経営するコーヒー店として話題になった、東京・日本橋の「赤木屋珈琲」が、10月いっぱいで閉店します。
証券会社が経営するコーヒー店として話題になった東京・日本橋にある「赤木屋珈琲(あかきやコーヒー)」が、10月いっぱいで閉店します。周辺の再開発でビルが取り壊されることになり、閉店を決めたそうです。
もとの赤木屋証券は1922(大正11)年創業。
株式相場の低迷や、手数料の自由化でネット証券が台頭するなか、自社の資金を使った株式売買を続けていました。
客が消えた1、2階は社員休憩室となり、ブラインドで閉ざすことに。
再開発に参加し、2015年春のビル取り壊しが決まったころ、社長がこんなことを言ったそうです。
「取り壊し前の一時期だけでも、にぎわいのある場所に戻せないか」
社長の声かけに、コーヒー好きの社員、上田宗行さんが喫茶店を提案しました。
事業立ち上げの準備室長になり、国内に数台しかない米国製の大型焙煎(ばいせん)機を1200万円を投じて購入。2011年10月の開店にこぎつけました。
証券会社から喫茶店へ。このことについて上田さんはこう話しています。
高品質の豆だけを使う「スペシャルティコーヒー」にこだわり、金融の街・日本橋でコーヒー通をうならせる喫茶店になりました。
再開発後の本社ビルでの営業も検討していましたが、断念したそうです。
今後は、主力の不動産業に専念するそうです。