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赤木屋珈琲、今月末で閉店 老舗証券会社から転業、3年で幕

証券会社が経営するコーヒー店として話題になった、東京・日本橋の「赤木屋珈琲」が、10月いっぱいで閉店します。

東京・日本橋の赤木屋珈琲
東京・日本橋の赤木屋珈琲 出典: 朝日新聞デジタル

証券会社が経営するコーヒー店として話題になった東京・日本橋にある「赤木屋珈琲(あかきやコーヒー)」が、10月いっぱいで閉店します。周辺の再開発でビルが取り壊されることになり、閉店を決めたそうです。

赤木屋珈琲の歴史

赤木屋珈琲の開店からかかわった上田宗行さん=東京都中央区日本橋2丁目
赤木屋珈琲の開店からかかわった上田宗行さん=東京都中央区日本橋2丁目 出典:朝日新聞デジタル


もとの赤木屋証券は1922(大正11)年創業。

株式相場の低迷や、手数料の自由化でネット証券が台頭するなか、自社の資金を使った株式売買を続けていました。

客が消えた1、2階は社員休憩室となり、ブラインドで閉ざすことに。

再開発に参加し、2015年春のビル取り壊しが決まったころ、社長がこんなことを言ったそうです。

「取り壊し前の一時期だけでも、にぎわいのある場所に戻せないか」

社長の声かけに、コーヒー好きの社員、上田宗行さんが喫茶店を提案しました。

子どものころからコーヒーが好きで、中学生のときに豆の専門店通いがはじまった。恩師に勧められるまま、証券会社に入ったものの、家では生豆を海外から取り寄せているほどだ。「これまでの思いを形にするチャンス」。
2012年5月18日の朝日新聞【(ひと)上田宗行さん】

証券業は一瞬で大もうけ、喫茶店は1杯数十円の積み重ね

やわらかな光に照らされたサイホンが並ぶ地下1階で、店員と話す上田宗行さん
やわらかな光に照らされたサイホンが並ぶ地下1階で、店員と話す上田宗行さん 出典: 2013年5月1日の朝日新聞


事業立ち上げの準備室長になり、国内に数台しかない米国製の大型焙煎(ばいせん)機を1200万円を投じて購入。2011年10月の開店にこぎつけました。

証券会社から喫茶店へ。このことについて上田さんはこう話しています。

「証券業は一瞬で大きなもうけを得られるが、喫茶店は1杯数十円の積み重ね。こういう商売をなんとか続けたい」。
2012年5月18日の朝日新聞【(ひと)上田宗行さん】


高品質の豆だけを使う「スペシャルティコーヒー」にこだわり、金融の街・日本橋でコーヒー通をうならせる喫茶店になりました。

再開発後の本社ビルでの営業も検討していましたが、断念したそうです。

上田さんは「大手チェーンとの競争は厳しい」と話す。
朝日新聞デジタル

今後は、主力の不動産業に専念するそうです。

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