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高橋大輔のリンク愛 閉鎖の危機、知事に直訴 寄付呼びかけ存続
引退を決めた高橋大輔さんが愛したリンクがあります。大阪府立臨海スポーツセンター、通称「りんスポ」。老朽化で全国のリンクが閉鎖された時、貴重な練習拠点になりました。廃止が取りざたされると支援運動に奔走。知事に直訴もしました。
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引退を決めた高橋大輔さんが愛したリンクがあります。大阪府立臨海スポーツセンター、通称「りんスポ」。老朽化で全国のリンクが閉鎖された時、貴重な練習拠点になりました。廃止が取りざたされると支援運動に奔走。知事に直訴もしました。
引退を決めた高橋大輔さんが愛したリンクがあります。大阪府高石市にある府立臨海スポーツセンター、通称「りんスポ」。老朽化で全国のリンクが閉鎖された時、貴重な練習拠点になりました。財政難から廃止が取りざたされると、高橋さんは支援運動に奔走。大阪府知事に直訴もしました。
1990年代以降、全国のリンクで閉鎖が相次ぎました。老朽化や経営難が原因でした。そんなスケート冬の時代、関西で選手を支えたのが「りんスポ」でした。高橋大輔さんや、織田信成さんらトップ選手の練習の場として貴重な役割を果たしました。
その後、高橋大輔さんらの活躍でスケートブームが復活します。しかし、2012年、今度は「りんスポ」が改修費用のめどがたたず閉鎖の危機に立たされます。大阪府からは、耐震改修費3億円の半分を支援の会が負担すれば存続できるという条件が出されました。
大阪府の出した存続条件をクリアしようと、高橋大輔さんらトップ選手が支援に立ち上がりました。高橋大輔さんは各地で募金を呼びかけます。松井一郎・大阪府知事を表見訪問した際には、直訴もしました。「関西の拠点として欠かせないリンク」と訴えました。
高橋さんらトップ選手らの活動によって支援の輪は広がります。そして、匿名の寄付1億3千万円が決め手となって、「りんスポ」は存続が決まりました。2014年5月には高橋さんや、町田樹選手らは「りんスポ」のリンクで感謝の演技を披露しました。