グルメ
コメダの抹茶ロールがアレに似てる まるで「サル似のキリスト」?
みなさん「コメダ珈琲店」をご存じですか? そう、コーヒーを頼むとトーストとタマゴがついてくるモーニングサービスの充実したあの店です。そこのロールケーキが、ある絵に似ていると話題になっています。スペインで「自称画家」の女性が修復して、「サル顔」と酷評されたキリストのフレスコ画です。

【今週の人気記事】「世界最悪」のキリスト画修復、82歳女性に著作権収入の49% http://t.co/pf08IVADAm 何度見てもすごいインパクトです。
— AFPBB News (@afpbbcom) 2013, 8月 25
みなさん「コメダ珈琲店」をご存じですか? そう、コーヒーを頼むとトーストとタマゴがついてくるモーニングサービスの充実したあの店です。そこのロールケーキが、ある絵に似ていると話題になっています。スペインで「自称画家」の女性が修復して、「サル顔」と酷評されたキリストのフレスコ画です。
2万件近くリツイート
ロールケーキとフレスコ画が似ているという下のつぶやきは、2万回近くリツイートされています。
コメダ珈琲の抹茶ロール、何かに似てるとおもったらコイツだな pic.twitter.com/xNICgHpDdq
— atahuta(無職) (@atahuta_) 2014, 9月 30
フレスコ画、こんな騒動でした
忘れた人のために、まずはフレスコ画をめぐる騒動を振り返ります。
騒動の発端は昨夏、スペイン北東部の町ボルハで起きた。100年以上前に描かれたとされるキリストのフレスコ画をセシリア・ヒメネスさんが善意で修復したところ、大きく作風が変わり、「毛むくじゃらのサル」(英BBC)になった。世界中から批判が集まり、ヒメネスさんはショックで寝込んでしまったという。
ところがその後、ヒメネスさんの絵を見たいという人々が殺到。CNNや地元紙などによると、これまでに7万人が教会を訪れ、入場料として集まった5万ユーロ(約650万円)は地元に寄付されたという。おかげで現地の飲食店も活況で、食器やポストカードなどの生産も検討。国内のワインメーカーは、彼女の作品をラベルにあしらったワインを2万本生産することを決めた。
そのヒメネスさんは、今月24日まで町で個展を開いている。英紙テレグラフの取材に「支援してくれる人たちがいて、私はとても幸せ」と喜んでいるという。
コメダに聞いてみた

ロールケーキとフレスコ画。並べてみると、確かに似ている。
ところが、コメダのホームページで「とっても抹茶」の画像を見ると「顔」が違っているではないか!
コメダの本社に問い合わせてみた。
Q ホームページの画像は違うようですが?
A 店頭のPOPとホームページは違う写真を使っています。POPの写真が似ていると話題になっているようです。
Q 何か狙いがあって別画像を使っているんですか?
A 偶然です。
Q そもそもPOPで使われているケーキは、フレスコ画を意識してつくったのでしょうか?
A まったくの偶然です。実際の商品もひとつひとつ異なっています。もしかしたら、あの絵に似たロールケーキに出会えるかもしれません。ぜひ、お店でお確かめください。
芸術の秋、味覚の秋。両方を満たしてくれるネタでした。
