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佐世保の同級生殺害事件、容疑少女の父が自殺か 自宅で見つかる
長崎県佐世保市で高1の女子生徒が殺害された事件で、逮捕された同級生の少女(16)の父親が5日、首をつって死亡しているのが見つかった。県警は自殺とみている。
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長崎県佐世保市で高1の女子生徒が殺害された事件で、逮捕された同級生の少女(16)の父親が5日、首をつって死亡しているのが見つかった。県警は自殺とみている。
殺害事件はなぜ防げなかったのか。
殺人容疑で逮捕された少女の過去の問題行動について、注目が集まっていた。
被害生徒の両親は9月に公表したコメントで「同じことを繰り返さない教育や対応を望む」としていた。
佐世保の事件を専門家はどう見ていたのか。
児童精神科医で岐阜大学准教授の高岡健さんは、今回のような未成年者の猟奇的な殺傷事件について、「個人に原因を求めるだけでは、根本的な解決にはなりません。近年の日本社会が普遍的に抱える『関係の貧困』という課題として、とらえていくべき」と指摘する。
一方、1997年に神戸市須磨区で起きた小学生連続殺傷事件の少年審判を家裁で担当した井垣康弘さん(元裁判官・弁護士)は、加害未成年を「被害者と同じ視点」だけから見ることに異議を唱える。