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弁当の路上販売、規制強化 業者側の言い分「仕出しと同じなのに…」

都心のオフィスでおなじみの光景、路上で売られるワンコイン弁当の規制が強まりそうです。コンビニより安いことからファンも多いですが、都は衛生面を問題視しています。業者側はどんな思いなのでしょうか?

昼休みになると、弁当にサラリーマンが列をつくる=2014年9月30日、中央区日本橋室町3丁目
昼休みになると、弁当にサラリーマンが列をつくる=2014年9月30日、中央区日本橋室町3丁目 出典: 朝日新聞

目次

都心のオフィスでおなじみの光景、路上で売られるワンコイン弁当の規制が強まりそうです。コンビニより安いことからファンも多いですが、都は衛生面を問題視しています。業者側はどんな思いなのでしょうか?

外食チェーンの影響、路上で補う

格安外食チェーンで減った売り上げを補うため、路上に出ている業者は少なくありません。店の売り上げを補うため、自分の店で弁当をつくり30分かけて日本橋にやってくる人もいます。

弁当が入った衣装ケースにメニュー表を貼り、販売する業者=2014年9月30日、中央区日本橋本町3丁目
弁当が入った衣装ケースにメニュー表を貼り、販売する業者=2014年9月30日、中央区日本橋本町3丁目
調理師の山田悠太さんは、目黒区の洋食店で弁当をつくり約30分かけて日本橋にやってくる。コンビニや格安外食チェーンに押され、減る一方の店の売り上げを補おうと、路上販売を始めた。
2014年10月1日:路上弁当に黄色信号 [朝日新聞紙面から]

朝つくって昼売る「仕出しと同じ」

弁当販売業「ドリー夢デリカ」(葛飾区)社長の市原猛さんは「朝つくって昼売るのは仕出し弁当と同じ」と訴えています。路上弁当だけが問題視されることに、複雑な思いのようです。

お昼のオフィス街ではおなじみの光景となった弁当の路上販売=2013年5月16日、東京都中央区日本橋本石町、仙波理撮影
お昼のオフィス街ではおなじみの光景となった弁当の路上販売=2013年5月16日、東京都中央区日本橋本石町、仙波理撮影
「朝つくって昼売るのは仕出し弁当と同じなのに、路上弁当だけが問題視されるのには複雑な思いがある」と話すのは、弁当販売業「ドリー夢デリカ」(葛飾区)社長の市原猛さん。
2014年10月1日:路上弁当に黄色信号 [朝日新聞紙面から]

離れた場所で売る配慮も

喫茶店経営で路上販売もする鈴木重樹さんは、「コンビニや飲食店からは離れた場所に立つなど配慮している」と言います。高い家賃を払う地元飲食店と何とか共存したいと思っているそうです。

弁当の路上販売=2013年5月16日、東京都中央区日本橋本石町
弁当の路上販売=2013年5月16日、東京都中央区日本橋本石町
値下げに限界がある地元飲食店の心情もわかる。「コンビニや飲食店からは離れた場所に立つなど配慮している。何とか共存できれば」と願う。
2014年10月1日:路上弁当に黄色信号 [朝日新聞紙面から]

業界団体つくり対応

業者側は規制に対応するため、昨年、業界団体「日本食品移動販売連合会東京支部」を作りました。支部では、「信頼度を高めていく」としています。

弁当販売業「ドリー夢デリカ」(葛飾区)社長の市原猛さん。規制に業界全体で対応しようと、昨年に約20社で立ち上げた「日本食品移動販売連合会東京支部」の支部長を務める。「規制に対応して業界全体の信頼度を高めていきたい」という。
2014年10月1日:路上弁当に黄色信号 [朝日新聞紙面から]

「届け出制」が「許可制」に

便利な路上販売ですが、保健所には衛生面を問題視したり、営業妨害を訴えたりといった苦情が寄せられていました。都では、現在の届け出制を許可制に変えて規制を強化する方針です。許可制になると、営業停止などの行政処分ができるようになります。

弁当の販売、東京都の条例では?=2010年4月3日:朝日新聞紙面から
弁当の販売、東京都の条例では?=2010年4月3日:朝日新聞紙面から
都は現行の届け出制から許可制に改め、営業停止など行政処分ができるよう、規制を強化する方針だ。都は来年2月の定例都議会に、食品製造業等取締条例の改正案を提出し、早ければ4月にも施行する見込みだ。
2014年10月1日:路上弁当に黄色信号 [朝日新聞紙面から]

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