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お金と仕事

全部ロウソク! 牛丼も愛妻弁当も 故人の好物再現、お彼岸の新提案

「亡くなった人が好きだったものを墓前や仏壇に供えてもらいたい」。そんな思いをロウソクで形にしたのがカメヤマの「故人の好物シリーズ」です。さくら餅やあんみつといった和菓子から、ワンカップ大関といった変わり種まで。

カップヌードルをかたどったロウソク
カップヌードルをかたどったロウソク

目次

「亡くなった人が好きだったものを墓前や仏壇に供えてもらいたい」

そんな思いをロウソクで形にしたのがカメヤマの「故人の好物シリーズ」です。

その完成度の高さから、2009年に発売してから累計180万個が売れたヒット商品。

さくら餅やあんみつといった和菓子から、寿司やラーメンなどの食事、ワンカップ大関といった変わり種まで。

その数は59種類にのぼります。

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変わる供養のかたち

食べ物をかたどったロウソク「故人の好物シリーズ」
食べ物をかたどったロウソク「故人の好物シリーズ」


なぜ、こんなロウソクを開発したのか? 広報担当者に聞きました。

「普段は関心の低い若い世代の方に、供養の大切さを感じてもらいたいからです」

単に若者向けのウケ狙いではないといいます。供養のかたちが時代とともに変わりつつあることが背景にあるそうです。

「遺骨を身近に置いて故人を偲ぶ人が増えるなど、かつての『先祖を供養する』から『特定の故人を供養する』へと変わりつつあります。そんな中、故人の習慣や趣味をこのロウソクで思い出しながら供養してほしい、との思いを込めました」

キャットフードまで

食べ物をかたどったロウソク「故人の好物シリーズ」
食べ物をかたどったロウソク「故人の好物シリーズ」
お寿司をかたどったロウソク
お寿司をかたどったロウソク
さんまの塩焼きをかたどったロウソク
さんまの塩焼きをかたどったロウソク


個人のニーズが多様しているのに合わせて、商品も年々増えています。

【食事の一例】
・カップヌードル
・みそ汁
・愛妻弁当
・寿司A(マグロ・玉子)
・寿司B(エビ・ハマチ)
・寿司C(ウニ・大トロ)
・さんまの塩焼き
・牛丼
・おでん

【菓子・デザートの一例】
・どら焼き
・豆大福
・桜餅
・かき氷
・あんみつ
・プリン
・ゼリー
・ソフトクリーム

【飲み物の一例】
・ジョッキビール
・ワイン
・ワンカップ大関
・大分むぎ焼酎・二階堂
・ラムネ
・コーヒー

どれも本物と見間違えそうな出来栄えです。

ネコを偲ぶためのキャットフード「黒缶」まであります。

ミルキーの線香も

ミルキーの香りのミニ寸線香
ミルキーの香りのミニ寸線香


「故人の好物シリーズ」にはロウソクだけでなく線香もあります。

不二家の「ミルキー」や、セイカ食品の「ボンタンアメ」などとのコラボ商品で、パッケージだけを見ればお菓子と間違ってしまいそうです。

カメヤマでは、これからも新商品を出して、さらに育てていく予定です。

そんな中、一つだけ困っていることがあるそうです。

「溶けるのがもったいないからと、なかなか火を着けてもらえないことです」

せっかく人気に火が着いたところなのに。

     ◇

価格は1個500~1300円(税抜き)。全国の仏壇・仏具店などで販売しています。

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